ケイシの全国挑戦!!
8月30日に行われた全国小学生学年別柔道大会!!
川口道場からは、50kg超級でケイシが2度目の全国大会に出場でした。
去年は、初戦で豪快に一本負け・・・
今年こそは!!という強い思いをもって全国大会へ出場しました。
前日、当日とアップを見ていましたが、どうも動きが悪い・・・
というのも、最近、学校で陸上の練習をしているときに、膝の下に痛みが出てきたようです。
いわゆる、オスグット・シュラッター病というやつですね
幸いまだ軽傷の部類に入りますが、それでも踏み込むたびに顔をゆがめていたので、それなりに痛みがあるようでした。
そんな状況での全国大会。一回戦シードで、初戦の相手は、先月の武道錬成大会の時に見た栃木県代表のA選手。
しっかり鍛えられているイメージのガッチリとしていて均整の取れた体つき、組み手も巧みで、大内の入り方など抜群のセンスを感じます。
1回戦も自分より大きな相手を、タイミングよく大内で投げて抑えての一本勝ち。
間違いなく強敵でした。
試合が始まり、ケイシの出番がやってきました。
ファーストコンタクトは、ケイシが、先に引き手を取りまずまずの組手。釣り手を取れば先に攻めれる場面でしたが、相手にうまく道着をずらされ思うように自分の組手にできません。
逆に、相手の組み際の大内や足技で細かく崩されていきます。徐々に組負けてしまい、大外、払い腰、大内と次々と攻め込まれます。
何とかこらえますが、相手の攻めが激しくなかなか自分の形を取れません。
そうこうしているうちに指導の反則が来てしまいました。
それでも、相手の猛攻は緩みません、ケイシも道着をずらし、足技でタイミングを計りますが、相手の勢いを止めることが出来ません。そんな中で、不十分でも思いっきり技をかけます。
不十分だったので、あえなくつぶされてしまいましたが、このことで少しリラックスできたのでしょうか、少し落ち着いた攻めが出来るようになってきました。足を使って、いつものリズムを取り戻しました。
そしてお互い組み合った次の瞬間、ケイシの足払いの戻りに合わせて飛び込んできた相手の大外とケイシの払い腰が出合い頭で衝突!!ケイシの払い腰の方が良いタイミングで入っていたため見事に相手を投げて一本勝ち!!
見事、全国大会初勝利をおさめることが出来ました。
試合内容では完全に押されていましたが、ワンチャンスをものにした一本勝ちで3回戦に進みました。
次の相手は、優勝候補の一角に名を連ねる、福岡県の選手!!
ケイシが小さく見えるほど立派な体格の持ち主でした。
試合は、序盤からケイシが先に組み、組勝場面もありました。でも、徐々に体格の差を活かした組み際の攻撃により崩されていき最後は組み際の内股で宙を舞ってしまい一本負け・・・
頑張りましたが相手の方が一枚も二枚も上手でした。
結局この階級はケイシに勝った福岡の選手が決勝も一本勝ちをおさめ優勝!!
ケイシにとっては全国トップの相手と試合ができてとても良い経験が出来たと思います。
全国大会に参加して、色々な選手を見ていると、本当に小学生かと目を疑ってしまうくらいうまい選手が大勢いました。しかし、そういう子が必ず勝つかというと、そういうわけでもなく、試合の中でしぶとくあきらめないでワンチャンスをものにしたものが勝ち上がっていったと思います。
昔ある人が言っていました。
『柔道の試合は、強いものが勝のではない。勝った者が強いんだ』
今回の試合を見ていてそのことをつくづく感じました。
こういう場面で勝ち抜くためには、強靭な体と、卓越した技ももちろん大事ですが一番大事なのは折れない心だったように思います。
こういう部分も強化していけるようにこれからの指導を頑張っていきたいと思います。
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