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2013年9月25日 (水)

形の発展と存在意義

平成25年9月23日に行われた平成25年全日本柔道形競技大会。

今年も、幸運なことにこの大会へ参加することが出来た。

初めて形の競技というものに出たのは6年前。

川口先生が五の形で全国三位に入賞しその祝勝会を見て『形でも競技があるんだ』と形の競技の存在をしり、その翌年初めて固の形で競技の世界へ参加した。

最初は軽い気持ちで参加したのだが、北信越大会で悔しい思いを経験し、本気で取り組むようになり形の魅力に取り付かれていった。

形とは・・・

自分の中では、『自分の理論の発表会』のようなものsign03

自分なりに柔道をやってきて、相手をどうやって固めていくのか、絞めていくのか、極めていくのかを、言葉ではなく体で表現するもの。

競技をやるにつれてだんだんそういう存在になっていった。当然、体で表現するということは簡単なことではなく、受けと取りの呼吸も合わなくてはいけないし、あまりにもつくりすぎてカタチだけの表現では意味がなく、リアルな実戦に近い身のこなしの中で、受けと取りの応じ方を表現しなくてはならない。

その表現が上手くいったときのあの感覚は病み付きになるものがありました。

3年目でレベルの高い北信越の代表となり、はじめて参加した全国大会で3位入賞。その後、形の強化指定選手に選出していただき、年に3回の全日本強化合宿へも参加させていただいて、より深く形の勉強をさせてもらいました。

そこで学んだことは、形の歴史も含め技の理合いとその応じ方。

最初は力対力で抑えるイメージで行っていましたが、そうではなく、面ではなく点で抑えるということと、無駄な力を抜くということ。

昔の試合の抑え込みは今のように何秒で一本というような計り方をせず、審判が『もう逃げられないだろう』と判断したときに『一本』の宣告をしたという・・・・!!(゚ロ゚屮)屮

なので、一本と宣告されるまで一分ぐらい掛かることがあったようです。力で抑えていたのではとても抑えきれないということでした。

そういう歴史的背景を取り入れながら作り上げた今年の形。自分自身体重を10kg減量し身体も絞って挑みました。

結果は、5位と入賞を逃してしまいましたが、世界チャンピオン2組、アジアチャンピオン1組のハイレベルな大会で満足のいく演武ができました。

審査員の先生方は、形の指導を受けた先生と、去年まで一緒に形の合宿で汗を流していた方だったので、そんな審査員の目で審査していただき点を伸ばすことができたということは良かったと思います。

ただ、応援してくださった先生方、保護者の皆様、そして子供達の期待に応えることができなかったことが心残りですが・・・・

まぁ、残念な結果となってしまいましたが、形を勉強し形の存在意義を自分なりに感じることが出来ました。

一番大きく感じたことは、『形は指導に必要である』ということ。

以前、形の大会を行おうと計画しているときに言われた言葉があります。それは、『形の練習をしている時間がない』という言葉。

でも、形の競技を通じて学んだこととして形をやることこそが基本の習得に近道なのではないかということです。

もともと、形とは、個対個での指導が主流だった初期の講道館において、門下生が爆発的に増え、個対多勢に効率的に指導する目的で作られたものだそうです。

なので、基本をより効率的に伝える要素が満載なのです。固めの形で例を挙げれば、エビや逆エビ、腰きりや鉄砲、柔道ブリッチなどと呼ばれる寝技の基本動作を受けと取り同時に応じながら基本練習を行うことが出来るのでとても効率的です。

このことを受け、実際に、川口道場でも子供達の指導に固の形を取り入れてみたところ飛躍的に寝技の技術、特に逃げる技術が向上しました。

でも、この指導に取り入れるためには、形の勉強をしっかりしなくてはその理合いを伝えることが難しいでしょう。自分は6年かかりました。

しかし、形を指導に応用することが出来れば、安全で正しく柔道という技術を伝達できると確信しております。

形の存在意義はここにあるのではないかと自分自身強く感じています。

この形を発展させる方法を考えると、やはり一番効率が良いのは競技化することなんでしょうね。

自分も競技から入っていますし、形の競技に興味を持ってもらいそういう場を作ってあげることで体の成長に関係なく、柔道の技術という部分だけで競いあい研究を深めていければ自分の柔道が作り出され、柔道の普及発展の一躍を担えるのではないでしょうか?

そのためには、指導者がもっと形について勉強し子供達に柔道の技術として披露していく必要性を感じています。

今回の形の全国大会を終えて、これからの形の発展と存在意義を明確なものにしていき伝えていけるようになりたいな~と思っておりますって、何かえらそうですねcoldsweats01

とにかく子供達に楽しそうだな~って思ってもらえるような形を提供していける存在になって行きたいと思います。

最後に今回、この全国大会に出場することにあたり、たくさんの応援、激励をいただきました皆様に御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。

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