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2013年4月 8日 (月)

福井県審判講習会

平成25年4月7日(日)に福井県立武道館において審判講習会が行われました。

Dsc_0452 今回講師の先生としておいでくださったのは、全日本柔道連盟審判委員会副委員長であり、国際柔道連盟インターナショナル審判員であられる、山崎立美先生です。

講義の前半は、「何故、審判ルールがころころと変更をしているのか?」というところの説明から入りました。

柔道がオリンピックの競技となり、対人コンタクト競技という種類の中で、他の競技との差別化をはかり、そして見ている人によりわかりやすく、そしてダイナミックな柔道を行うために、ルールの方からアプローチをするという観点で様々なルール改正が行われてきました。

一度は、姿勢をかがめて組際の攻撃が主流になりかけてきたことにより「ジャケットレスリング」と揶揄されてしまう事になった柔道ですが、それでは柔道としての特性が保てないとのことで足取り禁止など大幅なルールの改正を行い、より日本的な姿勢の良い組み合って柔道が推奨されるようにルールも変わりつつあり今もその最中であるとの事でした。

今回の審判講習会は、今変更される新ルールのことを講習されるのかと思いきや、「まだ確定されないルールを今講習しても変更があり混乱を招く恐れがあるため、新ルールについて質問をされてもお答えできない」

との事でした。自分としても今新ルールの事を頭に入れてしまうと、現行のルールとごっちゃになってしまい混乱してしまいそうだったので、かえって講習が聞きやすかったです。

と言う事で、今のルールの細かい説明を聞いていきました。

まずは、試合のDVDをみながら、技の判定について、場内外の判断について、隅返しなどによる最後にどちらがコントロールしてあるか等を映像を見ながら勉強していきました。

場内外の判断は、場内で技が施されていたらほとんどが場内と判断されるような感じでした。グレーゾーンはすべてイン!!そういう印象を受けました。

技の判定については、ブリッチをして背中の接地をかわそうとする動きがあったとしてもしっかり技のコントロールを見るようにとのことでした。今回DVDがあったので非常に技の判定がわかりやすくどういう場合を評価するべきかという事がしっかり理解できました。

隅返し等の、どちらがコントロールしているのか?という判断は、最終的にどちらがコントロールしていて、どちらの体が死に体であるかをしっかり見極めなくてはならないという難易度の高い見極め力が要求されます。DVDで何度も再生してもらえれば判断も出来ますが、試合の一瞬の流れでの判断には非常に難しさを感じます。

う~ん難しい( ̄◆ ̄;)

Dsc_0454 DVDには、今回講師としてきてくださった山崎先生も審判されており、この試合の裏話や合議の際の会話のやり取りなど教えていただけたので、とても楽しく講習を聞く事ができました。

午前中の最後の方に、「この試合は、自分を戒めるためにいつも持ち歩いているDVDです。」とおっしゃってある試合の映像を見せてくださいました。

試合の展開は、一方の選手が攻勢に出ており、一方はやや消極的。試合の中盤返しで消極的な選手の効果(ちょっと昔の映像)と押さえ込みでさらに効果を奪い、その後逃げまくっている試合でした。

試合の終盤、一つ目の指導がきてそのまま試合終了。逃げ切ったかと思いきや、そこで指導が追加され逆転。といった内容の試合でした。

山崎先生はこの試合のときに副審に座っておられ、「この試合ではもっと早い段階で指導を取っていたら、この選手も計算をして逃げるようなことはしなかったし、こんな負け方をしなかっただろう。選手のためにも最初の指導は早めに取ってあげるべきだ」

とおっしゃっていました。

ここで、ある先生方が質問をしていたので自分も便乗し質問を・・・・

「つり手のみを組んで引き手を取らさずつり手を両手で持って技をかけることを繰り返す場合これは、組み合わないと判断してよいのか?」

この質問に対して「そこは審判の判断力で、組み合わないために技を出しているというのなら組み合わないでいいでしょう。」

とおっしゃった後、「こういう質問が出ること自体悲しい、本来の柔道であれば組み合わないという選択肢はないはず、性善説、性悪説ではないけれど、柔道を教育の一環として指導しているのであれば、こういったテクニックは無くなるはずでしょ?指導者の方にお願いしたいのは、2つ持っての柔道を推奨してほしい。特に少年柔道に関わる先生には特にお願いしたい。」 

この言葉には、感動いたしました。

自分達も、「どんな相手にも2つ持っての柔道!!」に信念を持って指導しているのでこのような言葉を聞けて本当にうれしかった。

1365407379692 そのことを象徴する一枚good

山崎先生は、柔道圓心道場道場館長であられる事もあり少年柔道のこともしっかり熟知されている先生であり、全日本強化選手の芳田司選手をはじめ、たくさんの優秀な選手を育てておられます。そんな先生の言葉に非常に感動させていただきました。

午前中の講義が終了後、この日、自分は法事があり午後からの講義を受講できなかったため、午前中に質問できなかった事項を質問しようと山崎先生にお声を掛けさせていただきました。

すると、「あら、久しぶりね!!」

といっていただけました。実は3年ほど前に講道館へ審判の勉強会に参加させていただいた際、同じ講義を受講されておりそこで軽く意見交換をさせていただいたことがあったのです。

まさか覚えていてくださったとは・・・・

お昼休みの貴重な時間にもかかわらず、自分の質問に対し丁寧に対応していただき自分が抱いていた疑問も解消されました。

この技術を使ってまた子供達に指導をして行きたいと思います。

午後からの講義は残念ながら受講できませんでしたが、一緒に参加していた善雄先生に詳しく聞きたいと思います。

最後に、今回講師を務めていただき増した山崎先生をはじめ、講習会を主催してくださいました福井県柔連の先生方本当にありがとうございました。

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