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2011年10月21日 (金)

観察力

前回の練習にて、ちょっとした思い付きでしたがある事を行ってみた。

前回の練習では、川口先生が用事で練習に参加できなかったので、自分ひとりで練習を見る事になった。

この日は立ち技中心の練習日。

最近行っている、基本練習の反復を見ているときに、ある子が非常に上手な入り方をしていた。

繰り返し練習しているうちにコツをつかんだのだろうか、きれいな姿勢で投げきるようになってきた。あまりの勢いに受けている子が縦に一回転して腹ばいになってしまうくらいだった。

しかしその子以外は、誰もこのように投げる事ができないdown

実は投げているこの子は低学年chick

でも、高学年の子達以上に、きれいな技で相手を投げている。

狭い道場なので、みんな一斉に投げると危険なため、交代交代で投げているのだが、いろんな子を見比べてみても、この子だけ異常に切れる技をかけている。

自分もなぜこの子だけこんなに鋭いのか?と思い、しばらくだまって観察していた。

そしたら、投げる前のある動作に気づく事ができた。

その事をみんなに伝えようとしたときに、ある考えが・・・・・

『子供達がこの動きを見て、何か気づく事ができるだろうか?』

ちょっとした思い付きだったが、この子と別の子を交互に投げ込みさせて、周りの子達に観察させてみた。

何本か投げ込んだ後、みんなに意見を聞いてみると、たくさんの違いを報告してきた。

いろいろな意見があったが、なかでもキャプテンが言ってきた違いと自分が感じた部分が一緒だったので、自分の意見としてみんなに伝えてみた。

そしてまた、投げ込み開始。

すると、思った以上に動きが鋭くなった。

と言っても自分が理想としている動きに近づいた子は、ごくわずかであったが、全体的に動きに活気が出てきた。

決して成功していると言う事ではないのだが、なんかみんな楽しそうという言葉がぴったり来る感じだった。

柔道の楽しさのひとつに、こういった、技を身につけようとする姿勢があると思う。

誰かにこうしろと言われた事を、言われたとおりやる事も大事だが、何も考えずに、言われたとおりに延々と投げ込みをするというのは、どうしてもしんどいし、楽しさが少ないと思う。

自分で上手いと思う子を観察して真似をして技を研究する・・・・

そうやって自分で色々考えながら投げ込みをすると、一本一本に変化をもって取り組む事ができ、しんどい動きでも楽しみながら取り組む事が出来るのではないだろうか?

ついつい、子供達を見ていると、すぐにアドバイスをして動きを作ってしまう事があるが、少し歯がゆくても見守ってやり、その子がじっくり考えながら動きを作って行くという時間を与えてあげて行くという事も大事な指導なのかもしれない。

今回、単なる思い付きであったが、子供達に観察する時間を与えて練習をしてみたが、練習量が落ちてしまったという反省点があるものの、子供達の観察力を高めるということを考えればこういうのも大事なのかもしれない。

今回の練習が、子供達の積極性を高めるきっかけになる事を願いたい。

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コメント

気づきですね。

真似して研究してそれを子供達にも考えさせる。

大切なことだと思いました。

目の付け所を教えてあげれば、子供たちにだって違いは分かるんですよね。

こう言った指導の仕方の方が子供たちの意見も聞けて楽しいし、自分で気づいた事に関しては動きが良いですよね。

勉強になりました。

投稿: カニーマン | 2011年10月21日 (金) 19時56分

こういう研究心のようなものを持って取り組むと何でも楽しいように思います。

先生のところのお子さんがそのような研究を自主性をもって行ったという話を聞いて自分も意識してみました。

こういうきっかけを与えてあげる事も大事なんだと感じました。
また色々と勉強させていただきます。

投稿: 赤ペン先生 | 2011年10月22日 (土) 17時52分

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