久しぶりの出稽古
平成23年4月16日(土)に久しぶりに出稽古へと出かけました。
今回練習をお願いしたのは、福井県の強豪、柔整会柔道教室さんです。
ここしばらく、立技、寝技ともに、ひとつの技を磨く練習をひたすら行ってきました。じぶんの得意技を繰り返し練習するといった反復練習行い、その成果がどの程度身についてきているのかを確認する事と、意識の高い子供達と練習を一緒にする事で新人達の意識改革をするという狙いがありました。
柔整さんの道場に到着した子供達は明らかに緊張しており、とても硬い表情をしておりました。
練習が始まり、慣れない環境での練習にいつもの半分も声が出ていない・・・・・・
完全に萎縮してしまっていましたが、S先生の巧みな話術と楽しいトレーニングのおかげで徐々にいつもの元気を取り戻して行きました。
トレーニングのあと休憩を挟んで、寝技の練習。
一本を取ったらホワイトボードに勝ち負けを記入していくという、闘争心を煽る方式の練習で、かなり中身の濃い練習が出来ました。
寝技では、練習の成果が徐々に現れている者もいたが、どうしても負けたくないという気持ちが働いてしまって、勝負に出る練習ができていない。安全な位置で一服し攻めようとするのだが相手の反撃があるとすぐ守りに入って攻めることをやめてしまう。
寝技で相手を返そうとする場合、相手の懐に飛び込むような思い切った動作が必要である。相手の反撃を恐れて浅い位置で返そうとしてもなかなか返すことが出来ない。
もう少し勇気を持って寝技を行ってもらいたいものだ。
寝技の練習のあと、休憩を挟み立ち技練習。
しっかりと打ち込みを行った後は、人数も多かったので元立ち練習を行った。
川口先生が高学年を見て、自分は低学年を中心に練習を見ることにした。
低学年の子は、3年生を中心に少しずつ意識の高い練習が出来る子が増えてきた。特に3年生のまだ経験の少ない子の一人が劇的によくなっていった。いつもと違う練習相手で、しかも力強い相手だったのだが、今まではそういう相手に向かっていくことの無い子だったのに、この練習で思い切って向かっていける気持ちの成長がありました。今回の練習で自分なりに何か思うところがあったのでしょう。この気持ちを忘れずこれからの練習をがんばってもらいたい。
2年生の子はどうしてもまだそこまでの意識が無く、疲れてきたらだんだん気持ちが萎えてきてしまう。この部分の成長は、口で言ってもなかなか成長することの出来ない部分だと思っています。気持ちの部分はこのような出稽古などを繰り返し、少しずつたくましくなっていってもらいたい。
最後に投げ込みをして練習終了。
みんな、バケツで水をかぶったかのように汗だくになっていました。
3時間以上の激しい練習でしたが、最後まで熱のこもった良い練習が出来ました。
このような練習が出来たのも良い練習相手に恵まれたからだと思います。この練習を行った相手そしてその環境すべてに感謝をしたいです。
今回合同練習を受け入れてくださった柔整会の皆様本当にありがとうございました。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 全国大会雑感(2016.05.12)
- 久しぶりの更新(2016.05.10)
- ケイシの全国挑戦!!(2015.09.02)
- 厳しさがかえてくれるもの(2015.08.14)
- 第47回全日本少年少女武道錬成大会(柔道)(2015.08.10)
コメント