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2011年2月25日 (金)

満足!!

川口道場には今、31人の少年少女達が練習に来ている。

約40畳の畳の上で、柔道をするにはやや狭いくらいになってきた。

最初の頃に比べれば本当ににぎやかで、活気のある練習場となってきている。

練習に来ている子達は、本当に素直で良い子達ばかり!!

日々の練習を、一生懸命頑張っている。

その中には非常に意識の高い子もいて、小学生にしては練習をやりすぎているのではないか?と心配してしまうくらい練習している子もいる。

ただ・・・・・・

全員が全員そういう子ばかりかというとそうではない。

意識の高い子がいる一方、自分に自信がなく、消極的で覇気のない低学年の子もいる。

そういう子に対して、何とかしてあげたいと思い色々声をかけるのですが、なかなかうまくいかない。
自分が投げ掛ける言葉に対しても何の反応もない。
逆に何か訴えてくる事もない。

そのじれったい態度に、こちらも嫌気が差してつい、厳しい言葉を浴びせてしまう・・・・・

そして自己嫌悪wobblydown

そんな状態が続いていました。

しかし前回の練習で、大きな変化がおこりました。

前回は立技練習日。

ある練習を見ていて、その子なりに一生懸命やっているように感じる、ふとした瞬間がありました。
それは周りの子達にくらべると一生懸命と言ってはいけないのかもしれませんが、周りのレベルをまったく意識せず、その子とだけと向き合った時に気付く事のできる、本当にわずかな変化でした。

思いきり褒めてあげました。☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆(*^ー゚)bグッジョブ!!

この程度で褒めることをしては、周りの子達に『何でその程度で褒められるの?』と思われたかもしれませんが、自分はその技術的な部分ではなく自分で上を向いて頑張ろうとする姿勢を感じることが出来たので素直にそのことを伝えてみました。

それが良かったのかどうか分かりませんが、その後、しばらくその練習を行っているときに、その子から声を掛けられました。

『この技は、技をかけたときにどこに視線を持っていけばいいのですか。』

正直ビックリしました。

まず、練習中に声をかけてきたということにビックリしますし、それが柔道の技術的な質問であったという事、そして技をかけたときの視線(投げる方向)を気にしているという事、色々な意味でビックリしました。

ビックリしましたが、せっかくしてきた質問を無駄にせぬよう、細かく説明して練習を行なわせてみますが、うまくいかないwobbly

でも、いつもはそこでモジモジしている子が、すかさずもう一度チャレンジしていました。

この瞬間を見ることが指導者の大きな喜びであるのかもしれませんhappy02

結局その日はうまく出来るようにはなりませんでしたが、練習後その子を呼んで今日の良かった事を伝えてみました。相変わらずおどおどした感じはありましたがなんとなく目が違ったような気がします。(気のせいかもしれませんが・・・・)

この出来事を経験して、自分なりに気付かされた事・・・・・・

それは知らず知らずのうちに道場の子供達全体のレベルを基準に子供達と接していたかもしれません。
子供達には、それぞれ成長のスピードがあり、それは心の成長のスピードというのもあるのかもしれません。
しかし、指導者としてみんなを平等に観るという意識がありすぎて、個々の状態を無視した声掛けとなっていたのではないか?と思います。

つい、

『こんな程度は、他の子も出来る』

と判断し、出来て当たり前と処理してその成長を伝えない場合がありますが、その子にしたら大きな成長。

指導者として、『この程度で満足してもらいたくない。』っていう思いがそうさせているのかもしれません。

でも、この、『満足感』を得ることが出来るから、次はもっと大きな『満足感』を求めて自分の壁に挑戦するのではないかと思います。

この『満足感』を経験しなければ、自分の壁を打ち壊すエネルギーというのはなかなか生まれてこないのかもしれません。

とくに少年少女たちには、この小さな『満足感』を、柔道の攻撃防御の練習の中から感じてもらい、ゆくゆくこれが勝負の世界で役に立っていくのではないだろうか。

最近少年指導において、試合の勝ち負けだけの『満足感』ではなく、自分の行動においての『満足感』を与えてあげることが大事なのではないかと感じています。

今回のこの子の変化を間近で経験しさらに強くそのように感じました。

さて、今日も練習日。

この子がどのように変わって練習に来てくれるのか?それとも何の変化もないのか?楽しみにしながら待っていたいと思います。

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コメント

赤ペン先生、こんにちは。
文面から先生の喜びが伝わって来ましたdelicious

自分も、前回の練習で、保育園クラスを解散しました。
年長の子供達も、低学年と一緒に練習出来るレベルにきたし、慣れさせる為に、入学前に合流させました。
三才からみてきましたが、最初は当然、何も出来ませんでした。前転から始まり、出来る事が増えて来て、今では倒立前転もできます。
もちろん、受け身、寝技、立ち技、一通りは出来ます。
当然、まだまだですが…
子供達の成長を見られる環境にいる自分を幸せだと思いました。
また、自分は子供達に教えるとき、出来なくて当たり前、というスタンスを取っています。
子供達も柔道をやる意味はそれぞれで、強くなりたい、試合で勝ちたい子供や、習い事としてという子供、はては、親に言われて等、やはり温度差はあります。そこからのもって行き方は指導者の腕というか、力ですかね…
自分もまだまだ修業だと思い頑張りますsign03

投稿: ロードマスターズ | 2011年2月26日 (土) 17時28分

ロードマスターズさんコメントありがとうございます。
沢山の子供が集まってくるとどうしても温度差というものが出てきてしまいます。その温度差をどうしても温度の高いほうの目線で見てしまいがちですが、子供の成長のスピードはそれぞれありますからね。しっかりその子その子で見てあげたいと思います。
子供たちの成長を見られる環境・・・・・確かにそのとおりですね。
これからも楽しみながら子供たちの成長を促していきたいと思います。

投稿: 赤ペン先生 | 2011年2月26日 (土) 20時43分

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