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2010年10月27日 (水)

うれしい志ノート

うれしいとき

いろいろとあるが、今回は、ある子が持ってきた志ノートの内容にあった。

その子は、まだ柔道を習いはじめて間もない低学年の子であり、前回の試合でデビュー戦をして、その事を初めてこの志ノート(そのときは原稿用紙に書いてきた)を提出してきた。

今回の提出は2回目である。その内容は、先週行われた合同練習の内容について書かれていた。

この志ノートは、何をどのように書いてくるという決まりはない。

まったくの自由。

なのでこちらから『このような事をどういう風に書きなさい』という指導や指示はない。


教えられた事をそのまま書くというより、自分の考えで自分の好きなように書くということに意味を持っていた。
そうする事で自分で考える能力、自分を表現する能力を持たせるという事を養ってもらいたいと思っている。
なので提出もまったくの自由。
特に書いてこなくてはいけないという決まりはない(たまに、全員に提出するように言う事もあるがcoldsweats01

今回、提出の指示はしていないのだがその子はノートを提出してきた。

その内容を見て、ついつい嬉くなってしまった。

そこには、合同練習で自分が出来なかった事の反省が書かれてきていた。

その内容というのが、自分も日頃から感じていた部分であり、そしてなにより伝えたいと思っていたことばかりだったのだ。

その部分は、その子に対して特に伝えた事のないことであった。

何げなく他の子達に伝えていた事はあったと思うが、その言葉を聞いて覚えていたのだろうか?

姿勢のこと、形のこと、技のこと、そして練習の取り組み方で行いたいことなどが書かれていた。

前回提出してきたときの内容は試合に参加した感想文とこれから練習したい事が書かれていたのだが、このときも、『おっ』と思わされていた。
それは次の目標が書かれていたことだった。

小学2年生でしかもまだそんなに慣れていない子が、今後の目標を、指示もしていないのに書いてきたことに非常に驚かされたが、今回はさらにいくつかのポイントに分けて目標が立てられていた。

その内容を見て
『まだ小さいのにすごいなぁ』
と感じつつ、自分達の伝えたい事と同じ目標を立ててきてくれたことにうれしさを感じた。

この志ノートにはたくさんの目的がある。

まずは先ほど書いた自主性の促し、それから子供達との信頼関係の構築、聞いた事を感じたことを文章にまとめて書くという動作をする事で記憶するという効果、そして自己を反省し確認するという作業を行わせることをすることなどいろいろある。

今回、この子は、自らの力で自己の反省を行ってきた。そこでその返事に、成長に必要なサイクルのことを書いてみた。

強くなる、もしくは成長するという過程のなかには、必ずどこかで反省をしなくてはいけないと思う。
そしてそれを次に活かせる様に確認し、それを行動に移す。そしてその行動の先に目標の達成があると思う。

この、反省 → 確認 → 行動 → 達成 というサイクルを覚えてもらい、自らを高めるという事に楽しみを求める。

この事が出来るようになれば、柔道の目的に一歩近づけるように思う。

今回はこの志ノートに書かれた内容に自分達と同じ気持、同じ志が書かれていたという事によろこびを感じ、その前向きな姿勢を応援したいと心から思った。

自分は結局こういう姿を見ることが好きで少年柔道を指導しているのだろう。この子供達の前向きな姿勢に感謝したい。

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