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2010年10月30日 (土)

競い合う

最近の練習で、ある変化が起きている。

それは、練習の前半の準備体操から回転運動のときの変化である。

夏頃から、どうもこの練習時間帯に悪い意味の慣れが出てきてしまっていた。決まった練習メニュー、しかも地味で面白味にかけるこの基礎練習にだらけた雰囲気が混じってきていた。

そのような雰囲気はたちまちチーム全体にうつっていった。
毎回同じメニューでどのようなことをするかがわかってきており、自分の中でペース配分ができてしまっていた。

なのである程度できるようになってくると、できる範囲での動きしかせず、自分の限界値を高めようとする動きではなくなってしまっていた。

最初の頃は、出来なかった動きができるようになってくる喜びからか一生懸命していた子も、ある程度要領をつかむと、そこに楽しみが見出されなくなってきてしまったようであるdown

この状況を見て

『思い切って新しい動きを取り入れるように提案してみようか・・・・・』

などと考えたこともあったが、それではこの積み重ねの練習の意味がなくなってきてしまう。
柔道の場合、この積み重ねの重要さが今後の成長の鍵を握っていると思っている。

なので、何とか今行っている練習を意欲的に行ってもらういい手段がないか考えてみた。

そんな時、道場に張り出されている、今度の団体戦の試合のオーダーが目に入った。

この試合は3人制の団体戦で、道場の全員が参加できる試合であった。

そこで、ふと思った。

『このチームで競い合わせてみようflair

早速、チームわけをして、いつもの回転運動のとき、競い合わせてみた。

するとこの効果は自分の想像をはるかに超えたとても活気のある練習になった。

当初は40分もかかり、練習内容を見直そうかと考えていた準備体操、回転運動であるが、競い合わせてみると約半分の20分ちょっとで終わる。

最近寒くなってきているが、この準備体操が終わるころには汗だくになっている子すらいる。

この競い合うというスタイルが、子供たちの意識を大きく変えてくれた。

お互いに意識しあい、全力で動いている。

それと、今回この競い合いの優劣については子供たちにはっきり伝えていない。

ただ『一生懸命やっているチームが勝ち』としてみた。そうすることで何を一生懸命するかを子供たちに任せて、自分たちで何を一生懸命すればよいのかを考えさせて、競い合わせてみた。
すると一人の子が大きな声を出すとそれに負けじとみんな大きな声を出す。一人がすばやく回転して動き出すとみんなの動きも早くなる。
一人が変わると、それにつられてみんなが良い方向に変わってきた。

だが最初は、この競い合わせるということに不安もあった。それは、競い合うことにより負ける子達が出てきてその子達のモチベーションが落ちるということがあった。

競い合わせるということは必ず勝敗がはっきりと出る。『勝った子は良いが、負けた子はどんどんやる気をなくすのではないだろうか』などと思ってもいた。

しかし、そんなものは自分の取り越し苦労だった。
競い合うというゲーム性が子供たちの意欲を掻き立て、この勝ち負けの判断が自分の一生懸命さで結果が出るということが子供たちのやる気を起こさせたと思う。
そしてチームで評価されるということで、一人ひとりに責任感が生まれ自分ががんばればチームが勝てるという精神にもつながって行ったのだろう。

単なる思い付きだったが、驚くべき効果を実感した。

しばらくはこの競い合うスタイルでがんばってもらいましょうgood

さあ、もうすぐで11月。11月は毎週のように試合が行われる。

今回のような活気のあるチームでこの試合ラッシュを乗り越えてもらいたい。

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