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2010年9月22日 (水)

それぞれの目標

9月も終わりに近づき日に日に涼しくなってきている今日この頃。

あの溶けるような暑さがやっと引いてきて、柔道を行う時の暑苦しさも徐々に無くなって来て子供たちの負担もなくなってきてガンガン練習しやすい季節となってきている。

ところが先日の練習である子が、泣きながら道場にやってきた。

その子は今年になって柔道を始めた子である。

一通り柔道の練習を行なうことが出来るようになり、川口道場の練習の流れに慣れてきた子であるが、慣れてくることによって乗り越えなければならない壁が訪れたようだ。

柔道を行ったことのある子であればほとんど経験したことがあるのではないだろうか?別に柔道の練習は嫌ではないはずなのに、道場に行く寸前になるとなぜか憂鬱になってしまうこの現象。

自分自身も経験があるし、柔道を指導しているとだいたい習い始めてから3~1年目くらいでこの自分との戦いが始まることが多いと思う。

習い始めた時には、目新しい練習内容や、新しい仲間が出来ると言う事で道場に足を運ぶ事が楽しいと感じて憂鬱な気分にはならないのだが、ある程度練習内容が定着してきて一通り出来るようになると、練習に対して飽きが出てきてしまったりする。特に幼児のような年齢であると、神経経路をあらゆるところに張り巡らせるという成長過程にあり一つの事を積み重ねるという練習が不得意な年齢でもあることがとても影響を与えていると思う。

しかも最近、道場の子供たちの人数が増えてきて道場が狭くなってしまい、保護者の方に観覧を遠慮してもらっているので、その事がさらにその子の弱い心を大きくしているのだと思う。

その日は、その子に、『弱い自分との向き合い方』を話して、最後まで練習を行なわせた。最初は泣きじゃくっていたが練習が進むに連れて泣き顔が無くなり最後の方は気合の入った表情で練習をやり遂げていた。

練習後、その子を呼んで最後までやりぬけたことを褒め、『次は弱い自分に負けないように頑張れ』と励ました。
その子も練習をやり遂げられて嬉しかったのか満足気な顔で大きな返事が返してくれた。

道場には、今沢山の子供達が柔道を行うという目的で集まっている。しかし、学年、体型、性別、それぞれが違い、大会で優勝を目指す子もいれば、技を鍛えるため努力している子、そしてこの子の様に弱い自分に負けないことを目標にしている子もいる。

意識の高い子もいれば低い子もいるし、技術レベルも大きな差がある。

しかし、その子その子で目標が違うが、『自分を高める』という部分においては同じ目標を持ってもらいたい。

そうすれば意識、技術、体力に違いがあれど、劣っている子は、それぞれの能力が高い子を目標、お手本として自分を高める事ができ同じ方向に向って成長することが促されれる。

そんな志を持ってこれからも頑張ってもらいたいものですhappy01

さて、明日は第2回福井県柔道フェスティバルです。

各学年の代表者たちが、個人戦で熱い試合を見せてくれることでしょう。

それぞれの目標を胸に頑張ってもらいたい。

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