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2010年9月15日 (水)

世界選手権を終えて

日本人選手達が大活躍した今年の世界選手権!!

金メダル10個、銀メダル4個、銅メダル9個と過去最高のメダル獲得数で今大会を締めくくった。

今回の世界選手権では、ルールの改正により、下半身への直接攻撃や、抱きつくような攻撃に対して反則が与えられるというルールになったという事と出場枠が各国2名と増え、メダルを取りにいく人数が増えたという大きな変化により、最多メダル獲得数へと繋がったと思います。

ルールの改正で、しっかり組んでの攻防が行われるようになり、日本本来の技の切れを十分に発揮しやすい環境となったこと、それと今回は、寝技の攻防をじっくりと見る傾向にあったのではないかとも感じました。 

以前までは寝技のまてが早い傾向にあったために外国人選手たちの寝技に対する意識が少し薄れていたのではないでしょうか?日本人選手達が寝技で勝ち上がるという場面が非常に多く、以前までと違うように感じました。

そして、今回は若手選手の活躍が目立っていた。大学生選手達の勢いと技の思いっきりのよさはとても見ていて気持のよいものがありました。

逆にベテラン選手達は第一代表としてのプレッシャーや周りの選手達からしっかり研究されてしまっているがためになかなか自分の柔道がさせてもらえなかったように思います。

だからといってベテラン選手が不甲斐ないとか、情けないとは思いません!!

というより今回のこの大活躍の裏にはこのベテラン選手達の影の活躍があったのではないかと感じています。

影の活躍とは、選手達の試合に臨むまでの雰囲気つくりです。

今回活躍した、若手選手のインタビューや、監督である篠原監督のインタビューで、『ベテランの選手がチームをいい感じで引っ張ってくれていた』という言葉がありました。

当初、篠原監督が就任し『徹底強化』を掲げて、ベテランも若手もガンガン鍛える方針を立てました。あまりの強化内容に『選手を潰してしまう』とまで言われていました。

しかも、篠原監督が就任して間もなくしておこなわれた世界選手権で、初めての男子柔道金メダル0という悲劇。
結果がない状態での強化ほど、選手達のモチベーションが上がらないものはないと思います。下手をすると信頼関係が築けず、強化方針が悪い方向に流れる恐れもあります。

そんな時に、ベテランの選手達が、若手の選手達をまとめて、年齢から来る体力の衰えに負けず手本となる強化練習を行なう事で、徹底強化の厳しい練習でもよい雰囲気を保てたのではないでしょうか。
指導陣の強化方針に選手達の目標が重なり同じ方向を向いて強化できたことが今回のメダルラッシュに繋がったのではないかと推測しています。

『今回感じたことを、川口道場でも繁栄していきたい。』そう強く思いました。川口道場は狭い道場で低学年も、高学年も同じ空間で練習を行ないます。この学年の差から来る練習内容の差を同じ空間で埋めるには練習を工夫しても時間が限られてしまいます。しかし、このことをよいほうに考えれば、高学年の子達が低学年の子達を引っ張っていくよい手本となり全体で高い意識を持った集団となる可能性が高いと言う事です。
先生が引っ張るというのではない、子供達が自分で目標を持ち自ら強くなろうと努力する事ができる雰囲気。
道場内でも、このような雰囲気を作っていけるようにこれからも促して行きたいです。

今回の世界選手権で学んだ事・・・・・

これをよい形で子供達に伝えて行きたいと思います。

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