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2010年4月19日 (月)

目的

昨日は福井県柔道連盟の総会があり、川口先生と自分も出席してきました。

その後の懇親会でのこと、色々な先生にご挨拶をしながらお話をしていくと決まって熱い柔道談義へと発展していく。

色々な先生方の考えを聞くと言うことで、自分自身非常に勉強になる。

その話のなかで、いつもお世話になっているS先生からとても興味深い話を聞くことができた。

それは、女子マラソンの強化方法の話。女子マラソンでは、ジュニア期、シニア期に合わせた強化と言うことをしっかりプログラムされているとのことでした。

ジュニア期の強化すべきこと、それをシニア期に力を発揮できるように仕上げるためのプログラミング。

そこにはジュニア期の身体の状況があり、その状態に必要なトレーニング以上のことはしないという育成方法があるそうです。

S先生は、その強化方法から柔道も学ばなくてはいけないとおっしゃっていました。

最近の少年柔道を見ていて、非常にレベルが高くなっていると思います。

低学年の子であっても、ものすごく高いレベルの技術を駆使して試合を行っている子をたくさん見てきました。

しかし不思議なことに、そのような子が小学5・6年ぐらいになるととたんに一本勝ちができなくなり、判定で勝つことがやっとになってしまいます。

中学校になるとさらに勝てなくなり、小学時代では簡単に勝っていた相手にすら負けてしまうと言ったケースを良く見てきました。

このような状態がなぜおこってしまうのか?そのことについて色んな先生からお話を聞いたときに、

『小学生時代に勝つことが目的になってしまうと、勝つことから逆算された技術を詰め込むようになってしまい、そのことが原因で柔道に必要な筋力を鍛えることができない可能性がある』

と言うお話を聞いたことがありました。

確かに、勝つことが目的になれば、その手段として、返されないような技の入り方や片手で多彩な技を先にかけ続ければ、勝つ確率が非常に高くなると思います。

しかしそこには組み合った状態での技の攻防がないので、技に入ってから追いかける力や、相手の技を腰をきって受けると言った体幹をつかった力の使い方が強化されていかないように思います。

その先生は『少年柔道で勝つことが目的になるのではなく、あくまで子供たちの目標が勝つことになってくれば柔道の必要な筋力を鍛えながら強化ができるのではないか?』とおっしゃっていました。

今回S先生から聞いた女子マラソンの強化育成方法もその事に通じていると感じました。

このジュニア期に必要な部分の強化を徹底すること、そしてそれ以上の部分はあおって強化しないという育成の仕方を、自分なりにも研究し少年指導にがんばって行きたいと思いました。

懇親会の後は、2次会にもご一緒させていただき、さらに熱い柔道談議が行われました。

お話を聞いていても柔道の技術的な話しというよりも、育成方法であったり子供達とのコミュニケーションのとり方など、子供を育てるという事に対しての熱い談議が行われることから本当に心のそこから子供のことが好きなんだなぁと感じました。

熱い柔道談議で時間が経つのを忘れて美味しいお酒を頂く事ができましたhappy01

今回、色々なお話をしてくださった先生がた本当にありがとうございました。今回勉強したことをもとにまた更なる成長をしていきたいと思います。

今後とも宜しくお願い致します。

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コメント

近頃のお題通りのお話が聞けて良かったですね。

わざと教えないさせない指導法もある、と言う事ですが、どんなスポーツも進化し続けるがゆえに必要な事なんでしょうね。

その事柄が、早く柔道界をあげて統一される事を願いたいものです。

目先の一勝よりも大切なものを追い求めて・・・・・

投稿: カニーマン | 2010年4月19日 (月) 17時30分

カニーマン先生コメントありがとうございます。

先日お話させて頂いた自分の迷いに対しての大きなヒントになるお話でした。
まだしっかりとした答えが出ていませんが(そもそも答えがあるかもわかりませんがcoldsweats01)今志ていることを子供達にしっかりと伝えていきたいです。

投稿: 赤ペン先生 | 2010年4月20日 (火) 10時20分

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