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2009年9月 1日 (火)

世界選手権を見て

今回、オランダ、ロッテルダムで開かれた世界選手権sign03
日本の成績は女子が金3、銅2、男子が銀1、銅1という結果であった。

女子柔道のほうは絶好調で、代表選手全員にメダルを取れるだけの力があるように感じた。

金メダルを取った3人は早い組み手、投げきる技、極めきる寝技と本当に素晴らしい内容での優勝であった。

それに比べてしまうと、男子は少し寂しい結果で終わってしまった。

この結果をうけて、正直非常にショックであった。ある程度厳しい戦いになるということは感じてはいましたが、実際このような結果に終わってしまうと非常にショックを受ける。

決して男子日本選手が不甲斐ないと思っているわけではない。世界各国が確実に力をつけてきている。もうJUDOと柔道の違いがどうとか言う問題ではない。
ルールの改正がありどちらかというと日本人に有利なルールになったにもかかわらず、しっかり組んだ状態で敗れていた。

技の切れなどは、依然日本選手が群を抜いて切れているように感じるのだが、競り合ったところで、フィジカル面の差がでて敗れているように感じた。どうしてこのような差が生まれてきたのだろうか?

以前より、外国人選手のパワーを如何に技で対応していくかというのが日本人選手達の課題であったように思える。しかし、近年、日本人選手の受けが脆くなっているように感じる。
特に競り合った時、敗れる傾向にあるように感じた。

それも日本人選手が仕掛けた時に返されるという場面が多いように感じる。この場面をみていて、今年の中学校の全国大会のビデオを思い出した。

今回沖縄で行われた全国大会。中学生でありながら本当にレベルの高い攻防が見られた。しかし、その試合を見ていると試合の駆け引きは非常にレベルが高いのであるが、試合がよく止まるように感じていた。技を繰り出した選手が、潰れて仕切りなおし、組み負けた選手が、肩車で応戦し潰れて仕切りなおし、組み際にすばやく技を繰り出しては潰れる繰り返しで組み合っての攻防が少なかった。技も1つの技を掛けきろうとしているからか、相手にぶら下がるようになりそのまま押し込んでいく。
技の競り合いがあまり見れなかったように思える。
これらの傾向をみていて、早い段階で、組み手や試合の駆け引きを覚え、返されないようにリスクの少ない攻め方を覚えてしまうことで、競ったところでの力が身についてこないのではないだろうかという考えが生まれた。

大会がある以上、当然勝つことを目標に勝負に挑むと思う。勝つためには、リスクを極力排除して安全で効果的な攻め方を選択することは至極当然のことである。

しかし、成長期真っ只中にこのことを覚えてしまうと、単純な競った時の粘り強さを身につけることができないのではないだろうか?それと、返されないようにぶら下がるようにかける技では、かけている技の力が不十分であり投げきることができない上に、外国人選手のような圧倒的なパワーを持っている選手には返されてしまうのかもしれない。

今回の世界選手権を見ていて、柔道会の底辺である少年柔道の一指導者として今後どのように子供達に柔道を指導していくのが良いのかということを非常に考えさせられた。

もちろん世界選手権やオリンピックの金メダルが柔道の目的でもないし、それが全てではない。しかし、柔道という競技で一生懸命取り組みそれを極めんとする志をもつ子がこれからたくさん出てくるかもしれない。それらの子に何を指導していくことが大事か、もっと研究・勉強を重ね指導者として子供達の夢をかなえる手助けができるようこれからも頑張って行きたいものだ。

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コメント

赤ペン先生の意見に共感します。世界柔道の男子陣の結果を見ると日本が柔道上位国ではなくなったのだなぁ〜と寂しくなりました。見てると柔道が小さくなってしまった気がします、緻密さは大事な事ですが。中でも穴井選手はミスで負けはしましたけど、それ以外は一本を取る僕が理想とする素晴らしい柔道でした。足技で崩し、内股、払い腰、大外刈で投げる。外人は比較的上半身のほうが強いので、下半身を崩してかけなきゃ日本人は投げれないのではないでしょうか?少年柔道では基本を忠実に教える事が日本の柔道復活に繋がると思います。お互い志は高く頑張りましょう。

投稿: 金井M先生 | 2009年9月 2日 (水) 07時55分

金井M先生コメントありがとうございます。
今回の世界選手権を見ていて色々と感じる部分がありました。
確かに技が小さく感じましたね。きっと組み合ったときの外国人選手達のパワーがそうさせるのでしょう。ある先生が言っておられたことなのですが、組み合ったときに力が入りすぎてしまい、技の力があまり出ていないように感じるということ!!
確かに技力の出力が少ないように感じました。
これらの事を踏まえて、基本を大事にしながら、しっかり全力で掛けきる気持ち作りにも力を注いでいきたいです。

投稿: 赤ペン先生 | 2009年9月 2日 (水) 14時02分

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