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2009年9月21日 (月)

本気2

『本気』

最近、よくその言葉を口にする。

前回の日記にも出てきたように、いろいろな文献や他人の体験談などを参考にして指導を行ってきたが、そういう指導も大事だが、時には自分の本当の気持ちを思いっきりぶつけることも必要だと感じる。

そうすることで、色々な変化が生まれてきた。

だから、子供達にも一つ一つの練習、行動、動作において本気で行動する大事さを伝えようと繰り返しこの言葉を使っている。

前回の練習で少し、子供達の本気が変わってきたように思えた。

それは打ち込みの時、打ち込みを行っているときに、少し気になる打ち込みをしている子が多かった。

それは、形を作ることを意識しすぎて、早さ・強さがまったくない軽い打ち込み、『打ち込みのための打ち込み』をしている子が多かったのである。

打ち込みは、形をしっかり作るもの、確かにその通りだと思うが、この打ち込みを積み重ねていっても軽い技しか身についてこないのではないかという不安がある。

そこで、また本気の打ち込みのことを話そうとしたときに、一人皆とは違う打ち込みをしている子がいた。

その子の打ち込みはお世辞にも上手い打ち込みではなかったのだが、一本一本に速さと強さがあり、何より打ち込みを行っている本人の気迫が伝わってくる。自分はこのこの打ち込みに本気を感じた。

そこで、皆を集め皆に、その子の打ち込みを見せた。皆も、『何でこいつの打ち込みを見るのだろう?』と感じていたに違いない。

打ち込みを見終えた後、子供達に

『こいつの打ち込みは確かにヘタクソで、直さなくてはいけないことが山ほどある。が、しかしこいつの打ち込みは一本一本に「上手くなりたい」・「一本を取れるようになりたい」という気持ちがこもっている。この気持ちを継続させながら、技の形を修正していければ、本当の得意技が身につくと俺は思う。この打ち込みを目指して皆も本気の打ち込みを行ってみよう』

大事な練習時間であったが、時間を割いて本気の大事さを説いてみた。

その後の打ち込みは、自分の理想としている練習に大きく近づいたと思う。確かにみんなヘタクソであったが、一本一本を大事にし本気で入っているように感じた。

この雰囲気を見ていて、子供達の『本気』は伝染すると感じた。

最初は一人の子だけの本気だったが、その子を中心として練習を続けることによって周りに広がっていった。

こういう場面を見ると、柔道とは一人では強くなれないものだと強く思う。一緒に練習する仲間に、練習をする環境によって、大きく成長が左右される。

この本気が周りに溢れる練習環境。これを整えることが指導者の役割であると思う。

みんなの中に『本気』が溢れる練習環境を作っていけるよう、こちらも『本気』で子供達に向き合っていきたい。

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コメント

打ち込みの大切さは、先生と同感です。うちの子どもたちも回数を多くすれば、上手くなっていると思っています。一本一本大切に力強い打ち込みを心がけ指導したいと思います。

投稿: jigozen-judo | 2009年9月21日 (月) 21時51分

jigozen-judo先生コメントありがとうございます。
打ち込みの練習は、積み重ねが大事な練習だと思います。
何をどう積み重ねるのか、そこが今後の成長に大きくかかわってきます。
本気の積み重ねを目指してこれからも頑張って行きたいです。

投稿: 赤ペン先生 | 2009年9月22日 (火) 11時49分

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