午後 団体戦
この日は午前中で日整予選の個人戦が終わり、午後から4・4・5・5・6・6・6年生で編成される団対戦が行われる。
個人戦での悔しさをぶつけることのできる試合。
しかし、川口道場には6年生1人、5年生2人しかいないということで、4・4・4・4・5・5・6と4人学年落ちという状態で戦わなければいけなかった。
まず3チームによる予選リーグから行われた。相手は大〇さんと高〇さん。どちらもあまり練習したことのない相手で戦力的なことはあまり分からなかった。とりあえず体重は、大幅に両チームとも重たい重量級のチームであった。
まず大〇さんと対戦。
先鋒 Nonが開始早々大内で投げ抑えて一本。先鋒にふさわしい勝ち方でチームに勢いをもたらした。
続く次鋒には今回M里を起用した。この子は、非常に一生懸命練習する子であるが、試合に弱くガンガン攻めて返されて負けるというのがパターンのかわいそうな子である。試合になると力が入りすぎて膝の余裕がなくなり、受けがものすごく脆くなってしまう子だった。相手は一回り大きい男の子。
試合が始まり、M里はガンガン攻める、相手に教育的指導!!またまたガンガン攻める、相手に指導
。ガンガン攻める、大外で返されそうになる。体をひねって何とかポイントは取られなかったが、相手は完全に大外返し狙い。しかしそれでもガンガン攻めて、支えからの大外で技有を取って勝利。こういう子の勝利は非常にうれしいものである。
五将、ここから学年落ち。5年生の長身の子相手に小さい4年生Y太が攻める。大外で危ない場面もあったが気迫で乗り切り引き分け。
中堅4年生のK平が、見事な払い腰で一本。一学年上から一本勝ちを納めてきた。
3将のF太はポイントゲッターの選手と対戦。互角の戦いを行っていたが残り3秒で払い巻き込みについていってしまい有効負け・・・・もったいない。
副将 5年生Y雅は巨漢の6年生相手に、なんと大外で投げて押さえ込み一本を取ってきた。この子は線が細くナヨナヨとしているのですぐに潰れて何もできないまま敗れることが多かった。そんな子がまさか上の学年の重量級を投げてそのまま一本取ってくるとは思わなかった。
大将 小さいryoが84kgの相手と組合勝負を行う相手の技にけして引くことなく戦ったが最後は押しつぶされて寝技で一本負け。
チームは厳しいと思っていた戦いを4-2で勝利する事ができた。
続く高浜戦。
前回の団体戦で自信をつけたのかチームに勢いがあった。
先鋒、内股で一本![]()
組んですぐの攻撃で一本を取ってきた。
次鋒は大きな相手に振り回されうつ伏せに倒れたが、そのまま寝技で上手く相手を返し一本勝ち。いつも潰されて敗れるシーンを良く見ていたのでヒヤっとしたが、この日はしっかりと集中しており、ワンチャンスをキッチリ取ってきた。
五将、倍以上ある大きい相手に組み際の小内からの寝技で一本。
きょうのY太は安定感があり安心して試合を見ることができた。
中堅、川口道場一の巨体のK平は、さっきと同様すばやく組み勝ち綺麗に投げて大外刈りで一本。今回K平の良いところはどんなに綺麗に投げてもすぐに押さえ込みの状態になっていたことだ。個人戦で寝技のミスで敗れたことを反省しての行動だろうか?とにかくあの投げてからの寝技はこれからも続けてもらいたい。
三将、長身の女の子の攻撃を足払いで切り返しそのまま寝技で一本。
組み手で戸惑ったもののワンチャンスをキッチリ取っての一本だった。
副将は内股で一本。しかし、2歩目が遠いのでまだ切れがなかった。
もっと2歩目の位置をこだわった練習をしてもらいたい。
大将、前回対戦したことのある重量級選手。前回は何とか引き分けた相手を圧倒!!背負いで有効を奪い勝利して7-0の快勝だった。
これで予選リーグ1位通過。いよいよ決勝トーナメントである。その初戦は福井県王者の三〇さん。
先鋒、ここで取りたかったのだが、中盤に谷落しで有効を奪われた。まだこの技に対応できていない。受けなれていないので仕方ないのかもしれない。その後勝負に出て強引な大外・・・・・が返され一本負け。
次鋒、相手のポイントゲッターの一人。開始早々奥襟を取られ払い巻きで有効を奪われ押さえ込まれた。いつもはここで終わるのだが、気合で逃げてきて仕切りなおし、今度はまりが大内、支えで攻める。相手も奥を叩きながらの大内。この技にM里は勝負に出て切り返そうとしたが切り返しきれず一本負け。前二つでとられてしまった。
ここから学年落ち
厳しいと思っていたら、つづくY太がなんと有効を奪って勝利してきた。相手ともつれたところを上手くまわして有効勝ち。姿勢が良くなったことにより今までにない動きができていた。
しかし、次の相手はポイントゲッターN尾君。K平が組み際に払い腰に行ったがそれを返され一本負け。続くF太は、今年の学年別予選優勝者の女の子と対戦。しかし、前半F太が思った以上の攻撃で相手を下げさせた。組み手のうまい子だが、F太の気迫が上回り、何度か組み勝ち攻め込むシーンが見られた。中盤からは、大腰を連発するようになってきた。腰に抱きつきながら大内と小外を交えながらの大腰攻撃。この攻撃を防ごうとした手が極められたまま脇固めのように投げられ肘を痛めてしまった。その後気迫を出し続け戦ったが残り2秒で大腰に乗ってしまい有効を奪われて敗れた。が、一学年上のチャンピオンに堂々とした戦いであった。
副将は、軽量級のチャンピオンである下〇君。この相手にY雅は気迫で戦い何とか引き分けてきた。そんなにガツガツ取りに来ていないとはいえ、この結果には我々もびっくりしたが、途中Y雅に逃げるようなしぐさがあったのでそこは厳しく指導した。
大将は、勝負に出て返されて一本負け。でもすごい気迫で重量級の相手を押し込んで行っての敗戦。見ていて気持ちよい柔道だった。
今回の試合で、姿勢を良くする柔道が全体的に出来るようになっていた。大きい相手に対しても姿勢良く組合そして勝利する子も何人かいた。『少し無謀なことを教えているかな?』と思っていたが自分達の思いより子供達のハートは強くなってきている。
そろそろ次のステップに進んでもよさそうである。
4人の学年落ちがいる中、小さい体で本当に良く頑張ったと思う。無謀に近いかもしれないが、小さい体ながら真っ向勝負をすることで、柔道に必要な体さばきと筋力、そしてハートが育っていくと思う。今回、団体戦の優秀選手賞は、キャプテンのryoにしました。勝率はあまりよくなかったのですが、成長期を迎えた体の大きな相手に堂々と真っ向から勝負し気迫溢れる試合を展開してくれました。みんな頑張っていましたが、この気迫でryoに優秀選手賞を渡すことに決定しました。
この気迫をみんなも見習ってこれからの練習を頑張ってもらいたい。
団体戦も入賞にあと一歩届かなかった。
頑張っている子供達が、敗れて涙する姿を見ると本当に心苦しいが、あの堂々とした戦いぶりを見ていると本当に誇らしく思う。何とか勝利というご褒美をあげたいものだ。
もっと、我々指導者も、子供達のやる気を育て、少しでもはやく自分の柔道を完成させ勝利できるように指導してあげたいものだ。
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コメント
毎回楽しみに先生のブログ拝見させていただいてます。
今回の感想は「みんなかっこいい‐!」です。
うちの子供も超軽量ですが大きな相手にがっちりガンガンです。(それが難しいですが)
先生が前に書いていた‐小さな者しか味わえない喜び‐ をもとめて感動を与える試合をして欲しいです。
今回も先生のブログを子供に伝えるのが楽しみです。
投稿: 他県のパパ | 2009年7月 8日 (水) 18時29分
いつも楽しく読ませて頂いています。
先日はじめて試合を見させていただきました。
皆さんすばらしかったのですが、特にF太君の柔道がすごくカッコよかったです。小さいのに頑張って大きい人を投げようとする姿が感動的でした。
また見に行きたいとおもいます。
これからも頑張ってください。
投稿: F太君ファン | 2009年7月 9日 (木) 00時27分
他県のパパさんコメントありがとうございます。
試合では、自分よりも大きな相手にしっかり組み合っても力負けしなくなってきました。
競ったところで負けてしまった子もいましたが、明らかに今まで分が悪かった子にたいして差をつめてきた感があります。
他県のパパさんのお子さんも超軽量でありながらがっちりガンガンだとのこと!!
きっとその柔道で鍛えていけば成長期を迎えたときに飛躍的な成長を実感できるのではないでしょうか?
これからも『一本を取る喜び』を求め小さくても真っ向勝負のカッコイイ柔道を目指して頑張ってください。
投稿: 赤ペン先生 | 2009年7月 9日 (木) 08時15分
F太君のファンさんコメントありがとうございます。
そのように言って貰えてF太も喜んでいると思います。今までは大きい相手を苦手としていたF太ですが、段々大きい相手にもがんがん攻める心の強さが育ってきました。
このコメントを励みにまた頑張ってくれると思います。
次は是非ともお声をかけてあげてくださいね。
投稿: 赤ペン先生 | 2009年7月 9日 (木) 08時18分