折れない心
今週末いよいよ全日本武道錬成大会に出場する。
この大会に向け夏休みに入ってから強化練習と銘打って毎日練習が行われてきた。
今回参加するのは4年生を中心とした低学年の部出場者達。
大会前にこのように強化練習を行なうということは4年生を中心とした強化練習のように思えるが、実は本当に強化したいところが別にあった。
それは、3年生たち。
今の3年生たちは一生懸命練習しているが、どうしても自分に甘いところがある。追い込まれてくると楽な方に逃げてしまうし、上手く行かないことがあると努力することをせずできないままにしている。そして一番気になるのは自分から学ぼうとする姿勢が感じられないことだ。先生に言われたとおり何も考えずロボットのように練習する。だから誰かに指示を出してもらわないと自分で練習を行う事ができないのだ。
そこで、今回の強化練習前に指導者としての意図を子供達に伝えた。4年生以上の子達には前回の強化練習の時に指導者の目線を少し高い位置で見るようにすると伝えてあったのだが、今回は3年生の子達に、『今回の強化練習では3年生の子達を鍛える。高学年の子の意識の高さまで意識を高めてもらいたい』と伝えた。
それからの練習は、3年生の子達にとって本当に厳しい練習となった。たくさんの厳しい言葉を浴びせた。
まだ慣れない反復練習でできない動きやわからない動きでも厳しく怒られる。3年生にとったら本当におもしろくない練習であっただろう。強化練習初日は、まともに練習について来れない状態だった。
なかには練習の途中で、ついて来れず脱落してしまうものも・・・・・・・
それでも、特に励ますこともせず突き放した。どうしても甘えてしまいがちの子だったので心を鬼にして思いっきり突き放した。
その子の親には、フォローをお願いしていたので、何とか練習は休まずに来ていたが、暗い顔をして練習に参加していた。
そして前回の強化練習の時、3年生の子達に変化が見られてきた。まず厳しい言葉にめげないようになってきた。厳しい言葉を浴びせられても心を折ることなく気合を入れて練習に取り組んだ。
いつも泣いて練習について来れない子も、ギリギリのところで踏ん張り練習をやりぬいた。わからない動きやできない動きも特に指導してないのに高学年の子達の動きを見ながら自分達でものにしていった。
どうやら、自分達の力で一歩前に進んだようだ。
練習後3年生と一人の4年生の子達を集め、今回の練習での成長を伝えてあげた。練習をやりぬいたということもあってか子供達の顔は非常に晴々としていた。
細く折れやすかった繊細な心が少し厚みをおび、強度が増してきた。そしてなりより子供達の返事から自分の成長の手ごたえと自信を感じることができた。
話を聞いているときの子供達の真剣な眼差し、そして『これからもがんばれ!!』という励ましの言葉に対してのとても大きな『ハイ!!』という返事。
これからの成長がますます楽しみである。
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