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2009年5月11日 (月)

試合を終えて・・・・

Img_3725 平成21年5月10日に行われた全国小学生学年別柔道大会福井県予選会

今回の試合には6年生1名、5年生2名だけの参加だった。全員軽量級でのエントリーである。

Img_3724 午後から試合だったのでお昼から集りだしアップを始める。
試合が始まり、まず、全員一回戦を何とか突破した。この一回戦は、みんな嫌な相手との対戦だった。

まず6年生のryoは、先日合同遠征を一緒にさせてもらった越前市柔道スポ少のM選手。この選手は非常に高い身体能力を持っている。遠征のときにトレーニングを一緒にしたのだが、常にトップを走っていた。非常に心配した一回戦だったが、試合開始早々相手が潰れたときすばやく寝技で押さえ一本勝ち。今までは取り逃がしていたんだが今回はキッチリ決めてきた。

Img_3726 5年生は、F太が坂井町柔道教室のI選手と対戦。この選手は非常に返し技が上手く、以前F太は技を返されて敗れたことがある。嫌なイメージがある相手との一回戦。F太は、最初からガンガン攻め込む。当然相手は返しを狙ってきた。それでも攻めこむ。少し危ない場面もあったのだが、臆せず最後まで攻めきり判定勝ち。今までは返されそうになったりしたら警戒しすぎて技が出なかったのだが、前・後ろと技を上手く使いこなしていた。気持ちの成長が見れた試合だった。
Img_3727 Y雅の相手は三国柔道教室のO選手。開始早々低い一本背負いで有効を奪われてしまった。それからY雅の猛反撃。組み手でいつも逃げられていたがこの日はしっかり組み相手に圧力をかけて攻め込む。相手が一本背負いで潰れたらすかさず寝技で攻撃。そして終了時間間際渾身の払い腰で有効を奪い返し時間終了。判定3-0で勝利する事ができた。
いつもは、ポイントを先行されると心が折れてしまい、バタバタになってしまうのだが今回は違った。3人共に言えることは、気持ちの成長が見られていたということ常に攻める姿勢とワンチャンスを物にしようとする集中力があった。

2回戦でryo・F太は敗れてしまったのだが、今までとは違う試合運びを行えるようになっていた。ryoの試合は自分が審判をしていたので残念ながら見ることが出来なかった。
Img_3728 F太の試合は、今まで苦手にしていた選手だったのだが、以前に比べて余裕を持って捌いていた。しかし、技のかけ数で向うに旗三本!
試合後、本人なりに手ごたえはあった様だが、負けは負け!!もっと自分を鍛え上げていってもらいたい。

Img_3729 Y雅は2回戦も開始早々の内股で綺麗に一本勝ち。3回戦では終了間際に足払いで崩れてしまい敗れてしまったが、今までにない試合運びができていた。

こうして3人とも入賞を逃してしまう残念な結果に終わってしまったのだが、試合の内容としては自分たちが求めている柔道ができつつあると感じた。

子供達は非常にくやしそうにしていたのだが、今はまだあせらず自分の柔道の完成を求めて練習に取り組んでもらいたい。

今年の学年別の試合を終えて、この大会に今までとは違う感情があった。

それはこの試合が子供達にどのように作用しているのか?と言う事である。

この試合ができてから、体の小さなものでも全国大会に出場できるチャンスが生まれ、子供たちの目標の大きな一つになっている。

どうしても体の出来ていない小学生のうちでは、柔能剛制を体現するのは難しい。

そう考えればこの大会が、成長期を迎えていない子供たちのモチベーションを大きく高めてくれる大会であることには間違いない。

しかし・・・・・・

より良い少年柔道の指導はどのようなものか?ということを考えれば考えるほど、この大会に標準をあわせ柔道を完成させることが後々の成長の妨げになっているような気がした。

そんな迷いがありながらも今年は、『小学生に必要な指導とは?』ということを常に自問自答しながら、それでいて、子供たちの強化につながる様指導してきた。

そして先日のGWに行った関東遠征で、国士舘にお邪魔させていただいた時、国士舘の岩渕先生がおっしゃっていた、『少年期で大事な指導』という講習を聞いて、自分の中にあった迷っていた心が晴れるような思いになった。『小学生がゴールではない。高校・大学・一般となった時に一番力が発揮できるような、土台作りをしっかりしなくてはならない』

岩渕先生の言葉に、自分たちの目指している事の方向性に間違いが無いと思えるようになってきました。

Img_3739 今必要な土台をしっかり作りながらその中で勝ちに行く。子供達には非常に厳しい注文をしているが、この事を突き詰めて努力していけばきっと将来に繋がっていく。

理想の柔道を求めながら、それがいち早く結果に繋がって行くよう頑張ってもらいたい

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コメント

赤ペン先生、日曜日はお疲れ様でした。

F太君の試合を見て、僕はとても感じるものがありました。以前の僕であれば、あの試合を見て「やるせない・悔しい」気持ちだけで終わっていたと思います。でも、F太君をはじめ川口道場の3人の軽量選手に、今回は教えられることがたくさんありました。F太君のあの試合での、積極的に寝技で勝負に行こうとする姿や、最後まで気持ちを切らさずに何とか突破口を開こうとする姿勢がよく分かりました。
苦手なスタイルが相手でも、こんな熱い攻防が見れることが分かり、僕も反省しました。この試合は3兄妹の応援にも参考にしたいことばかりでした。

それにしても、寝技の攻防で下から攻めるのは勇気のいる事だと思いますが、積極的にチャレンジしていたF太君の心の成長は凄いですね!僕の知っているF太君とは別人のような試合だと思いました。

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2009年5月12日 (火) 00時57分

裕さんコメントありがとうございます。
今回の試合は敗れはしましたが、一人ひとり成長を確認する事ができました。
そういう意味では収穫ありです。
下からの寝技もとてもリスクがあり試合で思い切っていくことは非常に怖いと思いますが、そこを臆せずチャレンジしてきてくれた事がとても嬉しく思いました。
しかし、負けは負け!!今回の試合の反省を行いこれからも練習頑張っていきたいと思います。

投稿: 赤ペン先生 | 2009年5月12日 (火) 14時50分

いつも先生のブログ楽しみにしてます。
私は川口道場さんの戦い方をみたことが無いので一度子供とみたい病にかかってます。(^O^)
子供と私の目指す柔道スタイルは赤ペン先生の「小さき者の柔道」そのままなんですが、今の道場とはどこか少しベクトルが違うのかもです。
今度そんなもやもやを消し去るためにもどこかの試合をみに行こうかと検討中です。(こっそりと)
結果が出てるのに直されるのが何故なのか?本当の赤ペン先生の伝えたいことと赤ペン先生の文章から勝手に自分が想像している感覚とは違うのか?
疑問を解決したいです。
先生は好意で注意してくれてると思いますが…
川口道場生の戦い方が自分が思った通りだったらますます複雑な心境になるかもです。
コメントしようが無いコメントしてすいません。

投稿: 悩み人 | 2009年5月16日 (土) 11時32分

悩み人さんコメントありがとうございます。
川口道場が目指している理想の柔道というのしっかり組んで一本を取りに行くというたくさんの道場で目指している事と同じような柔道を目指しています。
ただ、少年柔道という土台作りの段階で何を大事にして指導していくのか・・・・という部分を日々考えながら指導しております。
少年の柔道では、まだ体が成長期を迎えておらず、体格に非常に大きな差があると思います。ただだからと言って成長期の迎えていない小さい子に組み合わない柔道ばかりを教えてしまってはいつまで経っても体の力が付かないのと組み合ったときの体捌きなどを覚えていけないと考え、小さい子には無謀かもしれませんが、どんな相手でもしっかり組みに行く事を意識させています。なので、特殊な指導などはしておらず、しっかり組んで最後まで投げに行く、寝技になったら押さえ込みを狙って全力をつくす。といった単純なことに全力を注ぐように指導しています。なので試合を見てもガッカリされてしまうかもしれませんねcoldsweats01
でも、子供達は自分たちの指導を信じて一生懸命理想の柔道を目指してくれています。もしどこかの大会で川口道場の子供たちの試合を見ることがあったら、そんな志を感じてもらえたら幸いです。
どこかの会場で川口道場を見かけましたらお気軽にお声を掛けてくださいね。

投稿: 赤ペン先生 | 2009年5月18日 (月) 11時07分

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