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2009年3月18日 (水)

個人戦 ~小さき者の柔道~

団体戦が終わり、昼休憩を取った後、午後から個人戦が始まる。

個人戦は3・4年生の部と、5年生の部があり、5年生の部にryoが、3・4年生の部にF太、Y雅、3年のY太が出場する。

午前中の団体戦の反省を行った後試合に臨んだ。

まずは4年生のY雅。団体戦では自分たちの伝えたいことを少し勘違いして受け取ってしまっていた。
Utimata そのことを試合前にもう一度確認し試合開始。この試合では、組み手こそ遅かったが、自分から仕掛けていき、内またで見事一本を取ってきた。まずまずの滑り出しであった。

次の試合は、柔整会のK選手。4年生ではかなりの実力者である。
Yga 序盤、相手の圧力に若干振り回されたが、徐々にY雅の形で試合ができるようになった。しかし、そのまま試合は後半を向かえ判定では厳しい試合展開でした。そこでY雅は相手の技に対して切り返して勝負に出た・・・がすっぽ抜けて有効を奪われた。そのまま寝技で一本負け。まだ体の力の弱さがみえる。それと自分から仕掛ける展開がどうしても少ないのも気になるのでその辺の強化が必要のようだ。

3年生のY太は、初戦体の大きな女の子と対戦。試合開始と同時にガンガン前に出るY太。しかし極めきることが出来ない。返されそうになりながらもそれでもガンガン攻めて判定勝ち。小さい体でありながら常に前に出るスタイルはすごくいいのだが、しっかり極めきることが出来ない。その辺が課題であろう。
2回戦目は、優勝候補の一人である選手と対戦。相手の左右の技にどうしても先々攻められてしまう。しかししぶとくしのいで寝技でチャンスが訪れた。相手の後ろについて回して抑え込もうとしたが回りきらず……そのまま時間となり判定で敗れた。3年生の身でありながらガンガン攻め込む気持ちのほうはだいぶん充実しているが、技術的なところがまだまだ、もっと極めきることのできる技を磨いてもらいたい。

Rseoi 5年生のryoの初戦は体の大きな女の子と対戦。しかしこの試合でryoの動きが少しおかしい。いつのの動きの中からの攻めができておらず、一発を狙うようならしくない試合を行っていた。判定で勝利こそしたが、あまり良い動きではなかった。まだ少しけがの影響があるのか思いきった柔道ができていなかった。
2回戦目は、優勝候補の一人と対戦。この試合を見ることができなかったのだが、ポイントを奪われ敗れたらしい。今日の動きはいつもと少し違い物足りない動きだった。

一番勝ち進んだのは4年生のF太。初戦は苦手としている相手で、だいぶん意識していたらしく非常に動きが硬かった。終始相手に攻められて、有効も奪われていた。F太も試合の中盤に背負いで相手を大きく浮かしたが、自分もつぶれてしまいポイントなし。そのまま試合終了かと思ったが、試合終了間際に背負いで大きく浮かして技ありを奪って逆転勝ち。なんとか一回戦を勝ち上がった。

Fseoi 次の試合からは、相手より先に攻め込む柔道ができるようになり、きれいに背負いで一本を取ってきた。
そしてその次の試合で、苦手な相手との対戦を迎えた。練習試合での戦績はほとんど負けておりなかなか攻略することが出来ないでいた。いままでのF太のスタイルではきっとまた何もできずに終わってしまうと感じていたが、この相手に向かっていくことでF太の柔道スタイルが変わるかもしれないと淡い期待も持っていた。
試合が始まり、前半はF太の悪い柔道でのスタートとなってしまった。組みに出ようとすると相手の一本背負いが待ち受けており、F太はその技を警戒しすぎて前に出ることをためらってしまっていた。そんな動きであったので相手が足技で前に出てきたときに大きく崩されてしまった。『まだ変わらないか・・・・』と思っていた1分過ぎ、F太の柔道が劇的に変化しだした。
何か迷いが吹っ切れたかのように力強い組み手で前に出て攻撃しだした。相手が一本背負いで待っているのだが、あまりにも前に出る圧力が強くて相手の一本背負いのタイミングを完全にくるわせた。
小さい体のF太だが、全身を使って大きく相手を揺さぶり前に出る圧力でだんだん相手の頭も下がってきて、これから・・・・・というところで試合終了。前半の足払いの印象があったために判定で敗れてしまった。

試合後、自分のところに来たF太に今回の柔道スタイルを思いっきり褒めた。このスタイルこそが体の小さい者に行ってもらいたい川口道場で理想としている柔道であるということを伝えた。前半の悪い流れでの柔道で言いたいことは山ほどあったが、それよりも、この変化の大事さをF太自身に気づいてもらいたかった。

体の小さい者というのは、それだけで不利なのかもしれない。しっかり組み合えばどうしても体の大きなものが有利になってしまう傾向にあると感じている。でも、だからと言って組み合わない柔道や技の掛け数で判定狙いの柔道をしてしまうことで成長期を迎える前に相手にぶら下がりながらかける技や、投げなくてもいいから勝ちに行こうとする心が育って行ってしまうような気がする。勝とうという気持ちは絶対必要なものであると思うが、その根底に柔道の場合は投げたいという気持ち『一本を取りたい』という気持ちがあるほうが成長期をむかえて体ができたときに飛躍的な成長をしてくれると思う。そして、とても戦っている本人たちが気持よく柔道ができると感じる。
体が小さくてもがっちり組みに行き、そのうえでなげたり抑え込んだりで一本勝ちを目指す気持ちを作ること!!この気持ちが強くなければ絶対小さい者の柔道では大きなものには勝てないと思う。このような条件で勝つということは非常に難しいことだと思うが、勝った時体の大きいものには味わえない、大きな喜びを得ることができるだろう。
今回の試合、体の小さな川口道場の選手たちはその片鱗を見せてくれたとおもう。

でもまだ理想の柔道には程遠い。しかしこの道の先に理想の柔道が待っていると信じ、これからも『真向勝負』で戦う気持ちを育てていきたいものだ。

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