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2008年12月10日 (水)

聞くということ

低学年の練習のときのことである。

高学年の子が、低学年に技を指導している時、はじめて間もない子にアドバイスしたほうが良い動きがあり、『こういう動きを教えたほうが良い』と自分が、低学年の子に寝技の動きを指導した。

本当に基本的なことであるが、意外とおろそかにされることであったため、高学年にも指導するつもりで新しく入門してきたある低学年の子に教えた。

一通り指導を終え、練習を再開した。

すると、新しく入門してきた子に教えたはずが、違う子が教えた動きを、真っ先に試していた。その子に教えていたつもりはなかったのだが、別の子に言っていた話をしっかり聞いていて、さっそく試していたようだ。

その子は練習中必ずと言っていいほどよくなく泣き虫な子であるが、しっかりと話を聞くことができていた。

この話を聞くという行動は、なかなか簡単なようで難しいことである。

自分の中では話を聞くという行動は、話し手の話を聞いて、そのことを行動に移して初めて『話を聞く』と解釈している。
ただ話を聞いて行動に移さず返事だけをしている子は『聞いている』のではなく『聞き流している』だけである。

話を『聞く』ということができる子は、この子のように別の子にアドバイスしたことでも自分のことのように取り入れどんどん技術を吸収していく。だからおのずと力をつけていきやすい。

この『聞く』ということができるようになるには、その本人がやっていることに興味を持つことと話し手との信頼関係をしっかり構築しておくことが必要となってくるだろう。

今回、他人に教えていた技術を吸収しようとした子は、最近の試合で見事な一本勝ちを収めている子で、柔道に興味が出てきたのであろう。やはり勝つということは興味を持たす一番のキッカケとなっている。

新しく始めたばかりの子はまだあまり興味が持てずにいる。それは仕方のないことだと思う。

われわれ指導者が、新しく入った子供たちとしっかり信頼関係をつくりしっかりと話を『聞いてもらう』ことのできるようがんばらなくてはいけない。

たくさんの子供たちが話を『聞く』ということができるよう今日も頑張ろうsign03

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