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2008年10月16日 (木)

弱い自分に勝つ!!

昨日は練習明けの久しぶりの練習。

道場についてみると、いきなり泣き顔と対面する事になったcrying

その子は、今年から柔道を始めた幼児の子。始めた当初はあまり泣くようなことはなかったのだが、段々柔道の練習になれてきて、最初の壁に当たったようだ。

その子は非常に負けず嫌い。しかし、柔道では必ずと言って良いほどどこかで負けてしまうものだ。

練習を重ねるにつれて、苦手な相手が出てきたようだ。練習をするたびに苦手な相手に負けてしまう。

すると負けず嫌いな子は、負けることが嫌なので、その子から逃げ出すようになっていた。

これが柔道を始めたばかりの子に訪れるまず最初の壁ではないだろうか?

個人差はあると思うが、子供達はまず柔道の投げるという喜びで柔道に入ってくると思う。純粋に勝てれば(投げれば)うれしいし、負ければ面白くない。

それが普通であると思う。

しかし、柔道の本当の魅力は、どんなに無様に負けたとしても、くやしい思いをしたとしてもそこから立ち上がり目標に向かってまた歩いていく強い心を鍛えて行けるところにあると思っている。

この挫折を乗越えることの出来る心を鍛えることをいかに子供達に伝えて行けるか!!

ということを自分達の指導のテーマにおいている。

自分も道着に着替え自分に気合を入れてpunchその泣いている子供のところに向かった。

言葉で説得することなく、半ば強引にお母さんから引き剥がし道場にいる仲間達のところに放り込んだ。

自分があれこれ言うよりも、道場の仲間の中に放り込むことが一番効果があると思う。

なぜなら・・・・・

道場の仲間達ほぼ全員が、同じような気持を経験しているからである。練習前に布団に潜り込んで泣いていた子cryingや、車から降りてこなかった子crying、練習前になると吐き気を催す子shock、お母さんから離れることが出来ず道場の畳の上に上がることが出来なかった子cryingや、道場の前の庭に逃げ込んでしまった子cryingなどなど、同じ気持を経験したことのある子供達は、今泣いている子がどのような気持でいるのかよくわかっているので丁度よい距離感で接してくれる。

そんな雰囲気の中練習開始。最初は泣き顔であったその子は徐々に涙が無くなり、最後の方は泣かずに練習していた。

最後の整列の時出席を取ったら一番大きな声で返事が出来るようになっていた。

そこで、少し難しいと思ったが、自分の求めている『強さ』について話をしてみた。

『柔道で先生が求めていることは、あの子に勝っただとか、負けたとかではなく、上手くいかなかったりとか、出来ないようなことを最初から諦めるのではなく、挑戦できるようなことです。出来なかったことをできる様に頑張ることができるということはとてもすごいことだと思うし、そういうことが出来る子は『強い子』だと思います。だから、だれに負けたっていいけれど、弱い自分に負けないように頑張りましょう。』

そして最後に、泣いていた子に『よく最後まで練習をやりぬいた!!』と褒めてあげました。他の子たちも今まで出来なかったことが出来るようになった子や、練習態度がよくなった子も褒めてあげました。

すると、幼児の子達が『最初からどうせできないとか思わずがんばった!!』とか、『今日は眠たかったけど最後まで寝なかった!!』などと弱い自分に勝てたことを報告してきました。

小さい子に、このような話はまだ難しいかと思っていましたが、小さい子なりに自分の言葉の意味を感じ取ってくれていたことにチョット感動weep

これから先、生きていくうえで様々な壁にぶつかると思うが、弱い自分に負けることなく頑張って強くなってもらいたいものだ!!

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コメント

柔道をする、指導する、全てにおいて精神の修行なんだなあと思いしらされました。
大変勉強になりました。
修行に終わりなし。
途中で終わりがあれば、赤ペン先生どうなってしまうのか・・・
私もそうですけど・・・
抜け殻みたいになってしまうかな

投稿: カニーマン | 2008年10月16日 (木) 13時28分

カニーマンさんコメントありがとうございます。
修行に終わりなし・・・・そのとおりですね。
生きていくうえで、壁は必ずどこかにあると思います。そのときにどのようにその壁と向かい合えるか・・・
それを柔道は教えてくれると思っています。
子供達の泣き顔を素敵な笑顔に変えれるよう

頑張りますヽ(*≧ε≦*)φ

投稿: 赤ペン先生 | 2008年10月16日 (木) 14時45分

赤ペン先生の今回のブログ記事、「そう、そう!」と本当に思い当たることばかりです。
丸岡でもまさに今、最初の壁にぶち当たってもがいて(泣いて)いる子もいますし、最初の壁で砕け散った子もいます。
3兄妹も、同じ壁を経験して現在に至る・・・誰もがそうですよね(*^.^*) 今は泉弥がその壁を打ち破りつつあります。半年前はAゆむという最初の壁にぶち当たり、泣きながら、時にはAゆむから逃げながらいた時もありました。しかし、最近ではそんな様子もなくなってきたようで、泣きながらでも向かっていけるようになりました。僕はそれが一番嬉しいのです。(相変わらずやられっぱなしですが・・・(# ̄З ̄))
しかし、壁を打ち破る・・・ということは、その相手に勝てるようになることだけではなく、逃げずに挑んでいける心を手に入れるということなのかもしれませんね。

今思えば3兄妹の小さい頃、優弥にはS藤Rょう君、美希弥にはF太君、泉弥にはAゆむや多くの強敵女の子軍団・・・身近に最強の壁がいてくれて、3兄妹は本当に幸せ者だと思います。この壁があったからこそ、そしてその壁から逃げたい心に勝ってくれたからこそ、3兄妹は今も柔道が好きで続けていられるのかもしれません。いちいち壁から逃げていたのでは、柔道が本当に好きでいられるはずはないと僕は思います。
そう思うと、本当に柔道は一人では出来ない・・・ということが身にしみて分かりますし、多くの仲間やライバルたちに感謝の心を忘れずにいて欲しいものです。

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年10月16日 (木) 20時13分

裕さんコメントありがとうございます。

この壁はきっと誰にでも訪れるものなのでしょうね。柔道とは、こういった壁にぶつかったときどう向き合ってその壁を乗り越えて行くのかを教えてくれるものなのかも知れませんね。

我々は、この壁にぶつかった子供たちが無事に壁を乗り越えていかれるよう応援していきたいです。

実はこの壁にぶつかった子供たちを見ると楽しみなことがあります。
それは、このような壁を乗り越えた子達はみんなかならずと言って良いほど飛躍的な成長をするということ!!
壁を乗り越えた時のこの子の成長が楽しみですnotesnotes


投稿: 赤ペン先生 | 2008年10月16日 (木) 23時48分

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