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2008年8月 5日 (火)

全日本少年武道錬成大会を終えて2

Img_2329 低学年の試合も始まり、相手はこれまた全国で有名なD濤館石津道場さんと対戦。今回の低学年チームは4年生のひとりが体調不良で参加できず、3年生4人、4年生1人の5人で構成されたチームであった。

先鋒、3年生の陽は20㎏大きい相手と対戦した。今までは体の大きな選手が苦手であった陽だが最近の練習でこの苦手意識を克服していた。この日の試合も大きな相手に対して自分の距離で戦い。背負いを中心に攻めることができていた。
Img_2330 とちゅう相手の力強い圧力で勢い良く潰されたのだが、今まではこのような状態になると心が折れてしまいその後簡単に取られていたのだがこの日は最後まで下がることなく勝負することができていた。結果は引き分けであった。

続く次鋒戦、湧太の戦いも20㎏くらい体重差がある相手との対戦。
大きな相手にも臆せず果敢に組合技をかけていく。途中で相手の大外を受けたとき、ここを勝負どころと考えた湧太は思い切って大外で勝負に出た。しかし、さらに大外を返され一本負け。でもまあ勝負に出ての負けなので仕方ない負けである。次はもう少し賢い勝負ができるように練習しておきたい。

続く中堅戦、3年生の茉里は、急遽選手に抜擢され気合充分で試合に臨んでいた。思い切って攻めるも地力が上の相手に技有を取られ、押さえ込まれて一本負け。果敢に攻める気持が見れたので次に期待したい。

もう後がなくなった、副将戦。唯一の4年生優雅が試合を行った。しかし、組み合った際相手の圧力で頭を下げたところを内股で回され一本負け。もう少し攻める気持を前面に出してもらいたかった。

大将の港斗も相手の圧力にまっすぐ下がってしまい、試合開始直後に大内で一本を奪われ試合終了。4-0の大差で敗れてしまった。

高学年・低学年ともに大差での初戦敗退。確かに全国でもトップレベルの強豪チームとの対戦ではあったが、ここまでの大敗を喫するとは思ってもいなかった。3年生中心の低学年チームはまだ仕方ないと考えていたが、それでも低学年チームは学年も体格も上の相手に対して先鋒・次鋒・中堅は勝負に出ていくことができていた。
しかし、高学年の子達は一度も自分の攻めらしい攻めが出来ていなかったように思える。これは、選手の身体能力やセンスの違いではなく、鍛えられ方の違いであると感じた。同じような体系の子でも、あきらかにパワーが違う、圧力のかけ方が全然違った。
これらの結果を受け、帰りのバスの中で、今までの指導方法がどうであったか、そしてこれからはどうして行くべきかを、ずーと考えていた。

今年に入り、道場の練習の方針をどのようにするべきかを考えた時、『自らを高めていく選手を育てていこう』と目標をたてていた。子供達の、やる気や根気、元気のある雰囲気を持ち、やらされている練習ではなく『自から行う練習ができる子供達を育てる。』
ということを目標とし、この大会を一つの中間目標としてやってきた。

そして中間目標としていた大会を終えて、これまで行ってきた練習というものを振り返り修正点を探ってみた。

まず今年の目標としていた事項での成功点をかんがえてみると、
それは子供達のやる気が出てきたということである。
昔に比べると柔道に対する取り組み方に積極性が出てきている。小学生が夜遅くの9時から10時までの一般の練習に居残りで参加したいと言ってきたり、合同練習などで、元立ち練習を行っているときに、元立ちに立ちたい子を聞くと真っ先に手を上げる子が増えてきていた。
元立ちに立てなくても、強い選手を見つけ出し、何度も挑戦していたりしている姿も見れるようになってきたし、自分から練習に取り組むことが出来るようになってきていた。

しかし、その反面、練習中自分の限界線を自分で引いてしまっているため、自分の殻をなかなか破るような練習を行えていなかったように感じる。
その辺が、今回の試合に出てしまっていたように感じた。『やらされるのではなく自分でやる練習』、というのを目標としていたのであまり追い込むということに関して、深く取り組んでいなかったのは事実である。

変な話、見せ掛けだけの向上心で自分自身、指導していて満足してしまっていたのかもしれない。
『小学生のうちは、向上心をもたせることが大事である。』
と勝手に答えを出して、追い込んでいない練習でも、『いつか気付くはず・・・・・』と見ていた。
そこが甘かったのだと感じた。向上心をもち始めている子供達に対して、その次のステップである自分を追い込む、自分の限界を押し上げるといった中身の濃い向上心を持った練習を指導してあげるべきだったとバスの中で反省した。

ある程度、自分の中で反省点が見つかったので夕食をPAで取っている時に指導者会議を行い今後どうして行くべきかを話し合った。時間があまりなかったので答えは出ていなかったのだが自分が今感じていることだけは伝えることが出来た。

子供達の向上心は確実に芽生えてきている。今回の試合が終わったあと、『このまま試合を見ていくか?それともどこか観光に行くか?』と子供達に聞いた時ほとんどの子が試合観戦を希望していた。
そして次の日、自分が行っている走り込みのトレーニングに6年生の子達に声をかけたら声をかけた子全員が参加したいといってきた。さらにその妹の子も参加を希望してきた。この芽生えている向上心に更なるレベルアップを行えるようこれからも頑張って行きたい。

最後に、今回遠方である東京まで応援に来てくださいました、保護者の皆様。今回はこのような不甲斐ない結果で本当に申し訳ありませんでした。このくやしい経験を無駄にしないよう頑張って行きたいと思いますので、これからもよろしくお願い致します。

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コメント

赤ペン先生、日曜日はお疲れ様でした。とりあえず、東京遠征が終わってしまいましたね。日にちが経つと、実に様々な思いが込み上げてきます。川口道場さんは、高低とも全国クラスの対戦相手だったということで、想いもまた格別なものなのでしょうね。
にもかかわらず、試合を観戦したいという子供達の向上心と、走り込みをしたいという気持ちには頭が下がります。

大会は終わりましたが、まだまだ暑い夏休みは続きますsweat01 秋の大会ラッシュに向けて頑張っていきましょう!!

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年8月 5日 (火) 14時59分

全日本少年武道錬成大会、ありかどうございましたshine
この大会に出場したからこそ、全国トップクラスcrownとの試合を経験することができました。勝ちhappy01負けcrying以上に子どもたちが、何かを感じ、何かを考えるきっかけになれば…と思いますgood
次の日、走り込みdashに行く兄妹を見てとても嬉しくなりました。さぁ次の目標に向かってsign03

投稿: nashi-papa | 2008年8月 5日 (火) 23時33分

裕さんコメントありがとうございます。
今年の日本武道館の試合は、とても残念な結果となってしまいました。全国との差を見せつけられ、自分達の無力さに本当にくやしく思いました。
しかし、負けても尚、向上しようと頑張る子供達を見て本当に励まされます。
子供達の頑張りに負けないよう我々も頑張りたいと思います。

投稿: 赤ペン先生 | 2008年8月 6日 (水) 00時42分

nashi-papa さんコメントありがとうございます。
今回は、不甲斐ない結果となってしまい大変申し訳ありませんでした。このくやしい経験を糧にしこれからも頑張って行きたいです。次の日の走り込みには、誘っておいてあれなのですが、まさか行きたいといってくるとは思ってもいませんでした。しかもnonまでとは・・・・・バスの車中泊で疲れもたまっているだろうに、こういう頑張る姿には本当に心が温まります。
次の目標に向って子供達と一緒に頑張って行きたいです。

投稿: 赤ペン先生 | 2008年8月 6日 (水) 00時46分

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