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2008年6月 6日 (金)

変えるべきか、変えざるべきか

マルちゃん杯の敗戦から、自分の中で色々考えることが多くなった。

それはこれからの指導体制のこと。

マルちゃん杯では、目標としている柔道チームとの対戦で子供達の成長を確認できたのと同時に技術的な差を見せつけられたような結果となった。

子供達の成長としてまず気持ちの強さがついたと強く思った。今までなら、簡単に妥協して組み負けたら自分から転がっているかのような脆さがあったが、今回の試合では、どんなに組み負けて不利な体制になったとしても決してあきらめず、しぶとく相手の技をかわしポイントを奪われることはなかった。
危ない場面を何度も切り抜けて、弱気になりそうになっても大声を出して自分を鼓舞し、自分の全力を出して相手に向っていくことができていた。
この魂をぶつけていくような試合を川口道場では目指し日々努力してきたことを考えると子供達は理想に近い形の試合を行ってくれたことになる。

しかし、試合全体の流れを見ていて、相手チームとのあきらかな差というものがあった。それは、組み手であったり技の入り方であったり技術的な差であった。
組み手のテクニックなどはいろんな組方があり、まともに組むことさえ出来ない子もいた。技の入り方でも、フェイントを使った入り方や、組み際の技、表と裏を上手に使い分けた入り方などいく通りも攻めるパターンを持っているような気がした。

この結果を受けて『このままでよいのだろうか?』という疑問が自分の中に生まれてきた。

これまでの指導では、あまり技術的なことを指導してこなかった。一番重要視していた事は、精神面の強化。あまり組み手のテクニックの指導などもせず、『持ったらすぐかける』といった具合にしか指導していなかった。こうすることにより、頭でごちゃごちゃ考えるより、『持ったら離さない』、『持った位置を良い位置にする。』『持ってからすぐかける』ということに集中させることにより根本的な強さを持った、迷いのない柔道を行うことをできるようになってもらいたかった。

『荒削りだがダイナミックな柔道』を目指していた。そのほうが後々の成長が期待できると考えてもいた。

しかし今回の試合では、技術に差があり組むこともできない。相手の猛攻を防ぐのが精一杯。気持では前に出ているものの簡単にいなされてしまう。結局何とかしのぐといったスケールの小さい柔道になってしまったような気がする。
決して相手に飲まれていたわけでもなく、会場に飲まれて小さくなっているわけでもない。試合に集中し、相手に向って全力で戦っていた。いつもの動きを見ている通りの試合を行ってくれた。ただ技術に差があり、先に相手の動きになったり攻めようとしてもいなされたりと自分達の攻めができなかった。

相手から取ろうとする思いが足りないから、スケールが小さくなる。このままの練習を続けもっと『早く強く組む』事を目指し、このままのスタイルでもっと強く組む思いを強くしていく練習を続けていくべきか・・・・

それとも、組むテクニックや、攻めるパターンを色々と紹介してやり、『上手く賢く組む』事を教え、その上で豪快な技で攻める柔道を目指すべきか・・・・・・

でも最近、昔の少年柔道のビデオや良い選手の攻撃力のある柔道のビデオを見る機会があり、考えがある程度考えがまとまって来てはいる。

子供達の思いと、指導者の熱意がバランスよくまとまる方法で練習を行うことができるよう変えるべきか、変えざるべきかの答えを出して、畳の上に上がりたい。

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コメント

私も子供たちを指導するようになって15年になります。振り返ると勝てない時期ばかりでした。ようやくここ1.2年なんとか結果がでるようになりましたがいつも試行錯誤しています。
勝ちにこだわるなら方法は、あります。
ただ、小学生です。この子たちにとって何が大事かを見極めて指導していきたいです。
でも、勝ったときのうれしそうな表情をみるのがわたしのモチベーションになっています。

投稿: jigozen-judo | 2008年6月 6日 (金) 16時20分

jigozen-judoさんコメントありがとうございます。

今回、敗戦で色々と考えるところがありました。相手チームの鍛えこまれた柔道を目の当たりにし、『このままでよいのか?』『もっと徹底して技術を教え込まなくてはいけないのではないか?』という考えが出てきました。

そのような事を色々考えている中で、今までの柔道の指導を振り返り、『何を子供達に伝えたいのか?』という原点のところに行き着きました。

今は色々迷っていた事がうそのように吹っ切れています。またすぐに迷ってしまうかもしれませんが・・・coldsweats01

これからは、子供達の強くなりたいという気持を最大限に引き出せるよう、そして今ある『志』を更に大きな『志』に発展できるよう、子供達と共に頑張って行きたいです。
色々とありがとうございます。子供達のうれしそうな表情が見れるよう頑張ります。
また、色々とご指導お願いします。

投稿: 赤ペン先生 | 2008年6月 7日 (土) 09時41分

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