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2008年5月23日 (金)

指導者における人間観

最近読んだ文献の中に、アメリカの経営学者マクレガーが唱える「X理論・Y理論」というのがあった。

そこには2つの人間観が綴られており、「性悪説」・「性善説」について書かれていた。

X理論というのはいわゆる「性悪説」で『人間はもともと怠惰であり、アメやムチでコントロールしていかない限り動かない』と書かれていました。

これに対してY理論とは、「性善説」で『人間はもともと勤勉であり、条件や環境さえ整えば、周りに言われなくても自主的に動く』と書かれています。つまり、人間にはそもそも創造したり成長したりする意欲が自然に発揮できる状況に身をおくべきだという考え方のようです。

では自分は、このどちらの理論で子供達と接しているのだろうか?

川口道場では、Y理論を元とした事を重きにおいての指導を志ている。子供達が『強くなりたい』と思えるような練習の雰囲気を作って自主性を大事にしたやらされる練習ではなく、みずから行なう練習を目指して指導している。

しかし、そのことを伝えたり、その雰囲気を作る為にあの手この手で指導している方法を今思い返して見ると「X理論」を元としたアメとムチを駆使してコントロールしながら指導している。

自分が目指しているものはY理論の視点から子供達に接する事であり、X理論ではないはずだったのだが、いつの間にかX理論を軸に子供達と接していたような気がする。子供をコントロールする事が楽だからだと思う。しかしこの様に指導する事が、子供達を型にはめる様な形になり子供達の自主性を制限してしまっているのではないか・・・・と考えさせられた。

もう一度、指導者としての人間観を見直し、子供達の意思や思いに触れ、引き出すことの出来る指導者となれるよう意識して努力していきたい。

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コメント

はじめてコメントします。
同じ指導者として、赤ペン先生の気持はわかります
先生たちの熱い気持ちは、子供たちに必ず伝わりますよ。お互いがんばりましょう。

近柔6月号に川口先生写っていたよ。

投稿: 40代副将224 | 2008年5月23日 (金) 19時27分

40代副将224さん初コメントありがとうございます。
指導者の人間観によって子供たちに大変大きな影響力があると思うのでしっかり子供一人一人と接していきたいと思います。

近代柔道の話は石川県のお世話になっている先生にも教えていただきました。
まだ見ていないので早く見てみたいです。

またお気軽にコメントしてください。

投稿: 赤ペン先生 | 2008年5月24日 (土) 12時37分

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