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2008年5月16日 (金)

世界柔道の情勢について・・・

先日行われた坂井地区審判講習会の時に配られた資料の中に、『講道館講習会』の資料があった。その資料の文面の一つに世界柔道の情勢についてという項目があり、この文章を読み非常に考えさせられました。

今、国際柔道連盟(IJF)のほうでは、国際ルールといって講道館試合審判規定とは違うルールで試合を行っておりますが、そのなかで最近国際の試合がおもしろくないといわれているそうです。

そこでそれを何とかしようと様々な案が出されており、近年では『ゴールデンスコア』(延長戦のルール)や罰則の改正(講道館ルールでは『指導』・『注意』・『警告』・『反則負け』とありますが国際ルールでは『指導』と『反則負け』だけしかない)などが大きく変わったところです。

『ゴールデンスコア』とは、講道館ルールでは試合時間内でポイントによる優劣がつかなかった場合、審判の旗判定にて優劣を決しますが、国際ルールでは、時間内で勝負が付かない場合、延長戦を行いわずかでもポイントの差がついた場合その時点で勝負がつくという方式で争われます。

罰則に関しても、試合開始直後に不用意に場外に出てしまい『場外注意』を受けた選手が、その後大変良い柔道を行い相手を追い込んで挽回しても最初の『注意』があったために負けてしまう。それは柔道を面白くなくしている原因ではないか?そうしたら全部『注意』とか『警告』とかを無くして『指導』と『反則負け』だけにしてしまっても柔道の本質は変わらないのではないか?ということで、罰則も軽微な反則『指導』と重大な反則『反則負け』だけになったとされています。

そして今度の北京オリンピック以降のJudoの試合ではより大きな変化がおこります。 

それは、国際柔道連盟(IJF)が「効果」を廃止する新ルールを2009年1月から導入する見通しとなったということです。IJFはまだ正式に決めていない(試験的に導入するとのこと)ようですが09年より前にやる可能性もあるとの話しである。これにより『一本』を取りにいく柔道を推奨しているようです。

これらのルール改正に共通する事は柔道をより面白くしていくということ!!確かに講道館ルールを良く知っている我々からしてみると、柔道の試合は非常に面白いと感じるのですが、柔道経験者以外のスポーツ全般を見渡す人からしてみると、柔道のルールを覚える事は非常に難しい事でわかりにくいかもしれません。わかりにくい=面白くないに繋がっていく事を防ぐ為、国際ルールはものすごい変化を遂げています。

より解りやすく、よりアグレッシブに・・・・・

この変わり行く、Judoに対して、少年柔道を教えている我々は子供達にどのように柔道を伝えていくのがベストなのだろうか?

柔道は柔道として武道を伝えるべきか、Judoに順応して解りやすく教えていくべきか・・・・・

少年柔道に一生懸命になればなるほどどちらも正しいように思えてしまう。答えはまだ出ていないdown

いったいどちらが正しいのだろうか・・・・・?

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コメント

先生、こんにちは。この柔道とJUDOの問題は、最近特に話題になっている問題ですよね。僕も最初の頃は、国際JUDOの大会を見て???と疑問を持つようになっていました。しかし、赤ペン先生のブログや高島先生との会話、そしてテレビの放送などを見て自分なりに考えました。その結果、「柔道」と「JUDO」を別のものだと考えることで納得できるようになりました。この二つが別の目的により成り立っていると考えれば、赤ペン先生のおっしゃるとおりどちらも正しい事だと思えるのです。武道を学ぶことにより心身ともに健康で素晴らしい人間を育てることが目的の柔道と、競技として勝敗を決するJUDO。やはり相容れないものなのかもしれません。しかし、JUDOに勝てるのはやはり柔道しかないと信じています。最近は浅はかですがこのように考えています。
これは、子を柔道という武道に身を置かせている一人の親としての意見です。僕は先生方が子供に何を伝えるかは先生方の意志一つで良いと思っています。そして親が子に何を望んで柔道を習わせているかによると思います。もちろん、子が何を目標に柔道を続けていくかにもよりますが。僕は我が子に、柔道・剣道・茶道・華道・書道など、日本古来からある「道」と名のつくものを習わせたいと思っていました。これは、日本の「道」の素晴らしさを学んでほしいと願ったからです。
長い人生の中では、勝敗よりも大切なものがたくさんあると思っています。そして何より人の一生は長いです。人生を笑って楽しく生きるためにも、生きる上で必要な武道の精神を学ばせたい!僕はそれを一番に願っています。そのためにも、先生方のように柔道と子供達のことを真剣に考えて下さる指導者がいなくならないよう願うばかりです。
・・・長々とすいませんsweat02今日は県大会!お互い頑張りましょう!

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2008年5月18日 (日) 08時55分

裕さんコメントありがとうございます。
この柔道とJUDOの話題はじつは結構前から言われていた話題なのです。ソウルオリンピックの日本惨敗のときから、言われていたのですが、アテネオリンピックでは、一本を取りにいく柔道でゴールドラッシュとなりました。
柔道とJUDOのことで色々考えた自分なりの今の答えは、柔道であろうとJUDOであろうと自分の今思っていること信じていることを自信を持ってやり抜く事が大事なのだと思います。勝敗だけではないのですが、勝敗を通していろんなことを学び歩んでいくそれが武道であり、柔道なのだと今思っています。
今日の学年別の結果は散々だったのですが、この結果を真摯に受け止め今後の成長に繋げて行きたいです。

投稿: 赤ペン先生 | 2008年5月18日 (日) 22時08分

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