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2008年2月16日 (土)

講道館柔道試合審判規定・少年規定

Nec_0202 前回審判の変化について書きましたので、ついでに講道館柔道試合審判規定・少年規定について少しご説明致します。(柔道のルール特に少年ルールに疑問を持たれている方もおられるようなので・・・)

まず、少年特有の反則を上げますと・・・

1、『立ち勝負』のとき、相手の後ろ襟、背部または帯を握る事・・・・・『指導』

2、両膝を最初からついて背負い投げを施す事・・・・・『注意』以上

3、いきなり相手の足(または脚)を取る事・・・・・・・『注意』以上

4、関節技・締め技を(中学生は三角締めのみ)用いること・・・・・『注意』以上

5、蟹挟・・・・・・・『反則負け』

6、無理な巻き込み技・・・・・・『注意』以上

7、相手の頸を抱えて施す大外刈・払腰など・・・・・『注意』以上

8、小学生の場合裏投げを禁止する・・・・・・『注意』以上

9、固め技などで、頸の関節及び脊椎に故障を及ぼすような動作をすること・・・『指導』以上

などが少年規定として加えるものである。

ではなぜこれらは反則なのだろうか?

まず第一に挙げられる理由としてこれらは危険を伴う為、少年ルールでは反則となっている。審判員マニュアルを見てみると少年規定では、特に『基本の習得』と『安全管理』を認識し行なわなくてはならない。これらの反則は『安全管理』という観点から生まれたものである。

特に両膝つきの背負いなどの弊害は、技を掛ける側の成長過程における膝関節傷害や、掛けられる側の頚椎損傷と言った『負傷』である。
あと、固め技などで、頸の関節及び脊椎に故障を及ぼすような動作をすること・・・『指導』以上とあるが、これは少年規定で無かった場合、『警告』または『反則負け』である。なぜ、指導以上??と思うのだが、これは、重大な事故につながる危険性がある動作であり、事故が発生してからでは遅く早めに『待て』をかけて反則を適応する事項であるからである。

奥襟などの反則も相手の首を抱えて技を掛ける危険性がある為と『基本の習得』という観点から『指導』となっているのだが、難しい事に技を掛ける為に1~2秒だけなら許されると言うややこしいルールとなっている。さらにややこしいことに内股(俗に言うケンケン内股)の場合は1~2秒の規定にかかわらず認められている。しかし内股から大内刈や小内刈のように技が変化した場合はそのポイントは認められない(用は内股のみしか認められない)となっておりとてもややこしいルールなのである。

まだまだ、詳しく解析しなくてはいけないものがあるのだが、とてもまとめ切れないので審判員マニュアルにある少年規定の一節を紹介します。

『少年規定』は、小・中学生に適応される規定であるが、その基本理念は正しい組み方で、正しい技を掛け合う、講道館柔道の基礎を習得させ、生涯にわたって柔道に親しむ能力や態度を育成し、日本柔道の基盤を確実に築くことである。

~~~中略~~~

従って、審判員はこの少年規定の基本的な考え方を十分に理解し、安全に留意し、正しい組み方、正しい礼法を徹底させる等、その役割は重要である。

自分ももっと、審判員としての自覚を持ち勉強したいと思います。

後、審判のルールと言うのは変化しやすく(特に国際ルール)今回も大幅な改正案が出ているそうだ。改正案によると、「一本」「技あり」「有効」「効果」の4段階に分かれている技の判定基準のうち、「効果」のポイントを廃止する。また、最近はタックルなどでポイントを稼いで逃げ切る柔道が急増していることから、組み手を両手で持たないまま、タックルや朽ち木倒しなどの技で下半身に攻撃した場合は「反則」とする方針だそうだ。また試合時間の短縮を目的に、5分間の試合が終了した時点で両者同ポイントの場合は最初に旗判定で優劣を決し、3-0の場合は終了、2-1と分かれた場合は、ゴールデンスコア方式の延長戦に入る案も提案されるらしいです。
なので審判の勉強は常に行なわなければならない・・・・・う~ん大変だ!!

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コメント

柔道 (だけで無く、他の接触を伴う武道・スポーツでも) を学んでいる以上、ケガは避けられません。いくら注意していてもです。でも防ぐことの出来る事故は指導者の責任として 絶対 に防がなければなりません。自分の道場だけでなく相手も。 (ケガをしていい子供なんていません)
成長期の子供のケガは、場合によって重度の障害を残すことがありますから、我々(川口先生・赤ペン先生・私たち)は【指導者】であるとともに 医療に携わる【柔道整復師】として人一倍責任を持って子供たちを見守りたいですね。

p.s. 赤ペン先生ににらまれないよう、更なる審判技術向上を目指します。

投稿: クリリン会長 | 2008年2月16日 (土) 10時04分

クリリン会長いつもコメントありがとうございます。
にらむなんてとんでもない・・・・自分もまだまだ未熟な審判員であるのでまだまだ勉強及び実戦をしていかねばなりません。子供達の安全を守る為にもしっかりした審判が出来るよう頑張りたいです。

投稿: 赤ペン先生 | 2008年2月16日 (土) 10時46分

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