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2007年12月18日 (火)

くやしかったら 強くなれ 2007

今日のお昼休みに、『くやしかったら 強くなれ 2007』をようやく見ることが出来た。

毎年この放送を楽しみにしていたのだが、今年は放送日に竹野道場10周年パーティーがありビデオを取っていた方からダビングさせていただいていた。

いちはやく家に帰って見ようとしたのだが、ビデオを見ようとしたときに嫁に

『また柔道か・・・』

とボソッと言われ、そんなに柔道のことにあれこれ言わない嫁の一言に
『まずい・・・』と感じ取り、家で見ることを断念していた。
それから川口道場の納会の準備など色々あり、
なかなか見ることが出来なかったのだがようやくひと段落が着いたので、今頃ですがお昼休みを利用してビデオを見ることが出来た。

今回は新潟県と奈良県のチームがメインとなっていました。

奈良県のU君は今年の8月に全国小学生学年別大会のときにそのパワフルな試合ぶりを見ていたのでそのすごさは知っていたのですが、その強さに慢心しないようにという指導方針は本当に素晴らしいと思いました。試合は残念ながら優勝候補の宮崎県に負けてしまったが、まだまだ強くなる可能性を秘めた選手で来年の活躍も期待されます。

そしてもう一つのチーム鳳雛塾。白根柔道連盟鳳雛塾さんとは毎年2月に山岸杯の前日に合同練習をさせていただいているので、よく挨拶をさせていただいていた。ここのチームのすごいと思うところそれは、子供たちの意識の高さだと思う。その試合のひとつひとつを見ていても魂で戦っているような気迫を前面に出している試合内容。
そして練習の態度にしても自ら強い相手を探し何度も挑戦する練習内容、初めて鳳雛塾の子供たちを見たとき本当に驚かされた。
その中でも、自分の指導の目標となった一人の男の子がいた。その子は今回の主人公の一人のH君だった。その子と初めてであったのは、2月の山岸杯前日の合同練習の時だった。毎年、滋賀県の湖東錬成館さんと鳳雛塾さんとが竹野道場で宿泊するようになっていた。自分も昔竹野道場で指導のお手伝いをしていたので、この合宿のお手伝いをさせてもらっていた。そのときに皆を連れて、食べ放題バイキングのお店で夕食を取っていたときのこと。
焼肉やお寿司、ケーキにアイス、綿菓子まであるお店に子供たちはとても楽しそうに夕食を取っていた。
時間もたちみんなお腹いっぱいになったのか段々食べることをしなくなっている中、H君だけはもりもり食べている。最初は『やっぱり、いっぱい練習する子はたくさん食べるのだな。』と感心しながら見ていたのだが、いくら食べてもなかなか箸をおかない。
『大丈夫かな』と心配になるくらいだった。ときおり苦しそうな顔をしているのだが、それでも狂ったように食べていた。
しかし、やはり無茶をしていたらしく、敢え無くリバース・・・・
トイレに行って手を洗うのを手伝いながら『大丈夫か?』と聞いてみると、
『大丈夫です。すみません』ととても悔しそうに言っていました。

何故かこの時、自分は『この子はすごい子だな』と感じた。自分も学生時代『飯を食わなければ強くなれない』ということで飯地獄というのを経験したことがある。それは、お腹がいっぱいになろうがなんだろうが、ひたすら残さず食べなくてはならなかったのだ。自分はこの無理やり食べさせられる拷問のような仕打ちが、苦しくて嫌で仕方なかった。
しかし、H君は誰かに強制されることなく自ら進んでつらくて苦しいことに挑み残さず食べようとしていた。
これを食べることにより強くなると信じて・・・・(まあこれは自分の想像なのだが)
このとき、『この子のように自らを高めるために誰かに強制されることなく、一生懸命努力するような子供達を育てて行きたい』
と、指導者としての目標とする選手としてH君を見るようになっていった。
そして今回のくやしかったら強くなれを見て、その目標とする選手がまた成長している姿を確認することが出来た。
川口道場の子供たちも今年一年で自分が想像する以上の成長を見せてくれた。しかし、自分が目標としていた子は更なる成長をしてくれていた。

外は霙交じりの雨が降り、ますます冷え込んでくる季節でしたが、『H君の成長に追いつき追い越せるようもっともっと子供たちと頑張っていかなくては!!』と気持ちだけは熱く燃え上がっていました

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コメント

私も、そのテレビを見ましたが、雲の上の出来事のように感じました。あの根性や負けん気な性格は、生まれ持ったものなのでしょうか?育てられたものなのでしょうか?子供達にも見せましたが、口を開けて見ていました(怒)努力の尊さを改めて感じさせられました!
本日、川口道場さんへ練習をさせていただきに行きます。よろしくお願いします。

投稿: 柔道3兄妹の父、裕 | 2007年12月19日 (水) 12時36分

裕さんも見ましたか!!本当にあの気持の強さは惚れ惚れします。でも、あの根性や負けん気は生まれ持ったものではないと思います。まあ一部生まれつきの子もいると思いますが、そのほとんどが、つらい事苦しい事を乗越えていき自分で掴み取るものだと思います。自分達指導者はそのきっかけを与えているに過ぎません。つらい事、苦しい事、出来ない事をいろんな人に支えてもらいながら克服していきその先に努力するという素晴らしさにたどりつき、根性や負けん気に繋がるのだと思います。この努力の尊さに気づく子を育てるというのが自分の指導の最高の目標です。
練習の件了解しました。ただ、本日川口先生が所用でおられないので、あまり行き届いた練習が出来ないかもしれませんが、全力で応えさせていただきます。

投稿: 赤ペン先生 | 2007年12月19日 (水) 13時17分

ありがとうございます。
H君(笑)は謙遜とかでなく本当に運動能力も低く、たいして体も大きくなく、パワーも人よりなく、ないないづくしです。
そして番組冒頭にもあるように柔道が大嫌いでした。
3歳から柔道をはじめて、言葉もよくわからない頃から道場では他の子以上に厳しく接していましたので、それも当然ですね~。
ただ、今はあれだけ厳しくしても何故か柔道が大好きになりました。
それは本当に鳳雛塾の仲間や柔道を通じて知り合った多くの道場の仲間のおかげだと思っています。
根性については、根本的には無いほうだったと思います。ただ、柔道が好きだから負けたくない。
私に「認められたい」という気持が強いのかもしれません。今後どのように育ってくれるのか不安はたくさんありますが、柔道で大成してほしいとかそういうことではなく、柔道を通じていろんなことを学び、成長していってほしいと思っております。

投稿: 鳳雛塾・星野 | 2007年12月19日 (水) 18時43分

星野先生コメントありがとうございます。
H君の直向に努力する姿は、本当にお手本となる選手だと思います。元々柔道が大嫌いだったという話を聞いて『よく嫌いなことを、アレだけ好きになれたなぁ』と不思議でなりません。本当に良い環境にいたのだろうと思います。川口道場の子達にも柔道を通じいろんなことを学んでもらえるような環境を作って行きたいです。

投稿: 赤ペン先生 | 2007年12月19日 (水) 23時24分

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