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2007年7月14日 (土)

弱い自分

昨日の寝技の練習で1人の男の子が、大泣きしながら道場の隅のほうにいた。怪我でもしたのかと思い聞いてみると、『この子と練習したくない』と泣いていた。

相手の子は体の大きな同級生。柔道を始めたのも大体同じ時期から始めた子どうしだった。
最初の頃は勝ったり負けたりしていたのだが最近では体の大きなが勝つことが多かった。だから、『どうせ負けるからやりたくない』と泣いているのだった。
柔道を始めてからだいぶ環境にも慣れ、柔道に楽しみを覚える反面、柔道の厳しいところも見えてきだす時期でもある。この子の場合は、柔道で、勝つことが楽しい、負けることが恥ずかしいと思っているようである。これは誰にだってある気持ちだと思う。
しかし、このままで言い訳がない。このままでは、柔道で弱いものをどんどん投げるのが楽しく感じ、強いことは練習もしない子になりかねない。
なので、あえて無理やりにでも、その子と練習を続けさせた。最初は泣き叫び暴れたりしていたのだが、側についてやり、励まし色々アドバイスをしながら練習を続けさせるうちにその力をだんだん相手に向けれるようになってきた。
そして何回か相手を抑え込めるようになったところで練習を終了させ、その子に『嫌な相手から逃げたって柔道は楽しくなっていかない。負けて悔しいかもしれないが、その子に立ち向かい、そうすることで力が付いてきて強くなり、勝てない相手に勝てるようになったりするとまたうれしくなり柔道が楽しくなる。負けることは恥ずかしいことではない。ただ、やる前から「どうせ勝てない」とあきらめ、逃げ出す事が恥ずかしい事だ。誰に負けてもいいけど、弱い自分にだけは絶対負けてはだめだ。これからは、自分の全力で立ち向かえる強さを身につけなさい。』と伝えた。まだ1年生の子だったがその後は、逃げ出すことなく頑張ってくれた。

まだ小さい小学生。やはり、勝ったら楽しい、負けたら面白くない、それが当たり前の時期である。でも川口道場では、負けたりしても弱い自分に立ち向かいそして成長していく自分を感じていってそのうえで柔道が楽しいと思ってもらいたい。この向上心を育てることが自分達の指導の基礎となるところだと思っている。色んな子がいるが、その子達すべてにこの気持ちが伝わってくれれば・・・と心から願っている。

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