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2007年2月10日 (土)

自分との戦い

何日か前に一人の道場生が、道場に泣きながら入ってきた。

一目見て『これは、柔道に来るのを嫌がっているな』と感じた。

その子は柔道を始めて、5ヶ月ぐらいの子で少し、周りの子より物事を覚えるのに時間のかかってしまう子であった。

本人も物事の出来ない歯がゆさと、周りと比べての劣等感により段々柔道に来るのが嫌になっているのだろう。

練習前にその子を呼び、少し話をしてみた。泣きじゃくっている状態だったため柔道と関係ない話をしながら、落ち着くのを待ち少し落ち着いてきたので、柔道を始めた時から、今までで出来るようになったことを一つずつその子に話した。そして、『誰かと比べながら柔道をするんじゃなく自分の出来なかったことを出来るようにする。出来るようになったらうれしいだろ?そういう風にして柔道を楽しめ!!』と伝えた。

小さい子だったので伝わるか心配だったが、その日は最後まで練習をやりぬいた。

練習が終ると、やりぬいた充実感からかすごくうれしそうにしていた。その子を呼んで最後までやりぬいた事を褒めてやり、これからも頑張るように伝えた。

それからその子は、泣きながら道場に来ることは無くなり、それどころか今まで以上に練習をがんばるようになっていた。

子供ながらに一つの壁を乗り越えたようだ。柔道をやっていると、道場に入る前になぜか憂鬱になることがある。これは自分も経験したことがあり、それを乗り切り道場に入ってしまえば何事も無かったように練習したものだ。
今の子供達にも、その自分との戦いが繰り広げられているようだ。残念ながら弱い自分に負けてしまう子もいる。
はやく、この子の様に壁を乗り越えた時の充実感を経験し、更なる成長をしてもらいたいものだ。

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