長野合宿2日目。
長野の朝はいつも早い・・・・
なぜなら、外で飼っているニワトリが朝4:00頃から鳴いているからだ
もう少し寝ていたいのだが、毎年この元気な
『コケコッコー🐓』
に起こされてしまう。
眠気眼をこすりながら、今日の準備を行います。
子供達は、前日の練習疲れからか熟睡中。よくこんなうるさい中、寝ていられるものだと感心させられます。
朝5:30、起床時間になったので子供達を起こしみんなで今日の準備。布団をかたずけ朝食の食卓の準備が出来たらみんなで朝の散歩へ出かけます。
長野の大自然の中、気持ちの良いグリーンシャワーを浴びながら、おいしい空気を目いっぱい体に取り入れます。
昔は、この山道を早朝トレーニングで走ったものです。先輩たちがこの散歩の話を聞くと、みんな『そんな馬鹿な!!』と言います。
そんな先輩たちが怒ってしまいそうな、気持ちの良い散歩を済ませ、おいしい朝食をいただきます。
みんな、疲れはあるものの、特に体調不良な子はおらず、元気に2日目を迎えました。
本日の練習は、なんと長野県の強化練習会と合流し500人を超えるくらいの大人数での練習となりました。
長野県のトップ選手達と練習できるとても充実した合同練習となりました。
高学年の子達は、いろんなタイプの柔道に触れることが出来、大変中身の濃い練習ができました。
それも大変ありがたかったのですが、それよりも低学年の子達に、この練習で、ちょっとずつでしたが変化が出てきました。
1日目の練習もよかったのですが、でも、この練習は自分が付きっきりで叱咤激励したためにできた『作られた努力』だったと思います。
でも、2日目は、何人かの子が、自ら相手を捕まえ自分を高めるためにしっかり練習することが出来るようになっていました。
そこで、2日目の練習はあえて低学年の子達から距離を置き、遠くから見守ることにしました。
すると、見られていないのに昨日に負けないくらいの良い練習が出来ていました。
決して、強いわけでもありませんが、投げられても投げられても何度も立ち向かっていき色々な技術を試したりと、高学年のような練習が出来ていました。
練習の合間に低学年の子達を集め、ちょっとした技術的なアドバイス・・・
すると、子供達の目が違いました。
まるで、睨み付けるかのような鋭いまなざし。話をしているこちらが少し物怖じしてしまいそうな、そんな真剣なまなざし・・・
今まで、どこか甘えているそぶりを見せていた子たちがこの二日間で大きく変化してきました。
環境が変わり、自分のことは自分でしなくてはいけないという生活により責任感が生まれてきたのでしょうか?
子供と言えど、意識が変われば、行動が変わっていくのだという事を感じさせられました。
また、子供達がそのように変われたのも、長野県の選手達の練習態度や、保護者の方の協力によって作られたあの練習環境と雰囲気が大きかったと思います。
昼食の時などは、保護者の方の協力で、おいしい昼食をいただくことができました。
合宿所では、自分ですべて準備しなくてはいけなかったので、このように手厚くもてなしていただけると子供達も、協力して頂ける”ありがたみ”がわかってくれたのだと思います。
今回の合宿の目的の一つ『感謝の心』が、伝わってくれたものと思います。
今年も、大変有意義な練習となりました。
ただ、練習の内容は今までで一番ハードだったのではないでしょうか?乱取りは2日間で100本ぐらい行い。そのあとに仕上げのサーキットトレーニング!!
最後のトレーニングでは、皆奇声を上げながらなんとかやり抜いておりました。
長野のカリスマ先生が、子供達を激励してくれております!!
こうして2日間の長野合宿終了!
長野県まで来て合宿をしただけあってとても大きな収穫があったと思います。
過去最大の練習量、練習人数、練習内容であった今合宿。それだけあって子供達は一回りも二回りも成長したように思います。
去年合宿に参加し、何もできなかった子も、今年の合宿ではしっかり自分の準備が出来るだけでなく、後輩の手伝いもできるようになっていました。
こういう成長を続けていき、『他人の役に立てる人材』となっていってもらいたいものですね。
最後になりましたが、今回、合同練習を企画運営してくださった旭日道場のI先生をはじめ関係者の皆様、練習をしてくださいました長野県の選手の皆様ありがとうございました。
最近のコメント