平成20年4月29日(祝火) この日、日本武道館では日本一の柔道家を決める『全日本選手権』が行われた。
というわけで、行ってきました。日本武道館!!
今年はオリンピックイヤーということもあり、この日の結果でオリンピック100kg超級の代表が決定いたします。
熱い試合必須の今大会!!石川県のいつもお世話になっている先生と一緒に車で観戦しに行くことにしました。
早朝5:00に家を出発。片道6時間の道のりを、期待に胸を膨らませながら車を走らせます。
途中なんだかんだありながらも・・・・
11:00ちょっと過ぎに、日本武道館に到着。
沢山の人で込み合う日本武道館の中に入ってみると丁度一回戦を行なっているところでした。

2・3試合見ることが出来ませんでしたがそのほかは全部観戦する事が出来ました。
前回の全日本選手権も観戦に来たのだが、期待が大きかったからか、内容的に今一つの全日本選手権のような気がしておりました。
しかし、今年の全日本選手権は一回戦から面白い試合が目白押し
切れ味鋭い技の応酬や、福井県出身の形の世界チャンピオンの横山先生の柔の形の演舞など見ていて非常に見所満載の大会でした。
自分が勝手に思う名勝負
やはり、井上康生選手VS高井洋平選手の一戦。
前半、いつもと違い積極的に攻める高井選手!!この日全体的に高井選手は技出しが早かったように思いました。前半の猛攻をしのいだ井上選手が中盤、足車で140kgの高井選手を宙に浮かせる!!そこから井上選手に攻守交替。しかし後半しかけた内股が透かされる。ポイントは無かったがこのままでは判定で井上選手が敗れてしまう。
井上選手が最後勝負に出た。
渾身の内股
しかし、高井選手は見事にその内股を透かし、技あり。そして押さえ込んであわせて一本!!
死力をつくした本当に名勝負でした。場内からは割れんばかりの拍手のが送られ、みんなこの名勝負を称えていました。
最後、畳を降りる時の井上選手の深い一礼・・・・・なぜか涙が出そうでした
この他にも、二回戦で争われた、森大助選手VS加藤博剛選手の一戦。
長身でパワーのある森選手。全日本選手権3位の実績を持ち、あの井上康生選手をも苦しめた名選手である。そして、加藤スペシャルを武器としている寝技のスペシャリストである加藤選手との一戦は、前半トリッキーな動きで寝技に引き込もうとする加藤選手に対して、パワーでじわりじわり間合いをつめる森選手。何度か寝技で加藤選手が攻めるも体重差が25kgありパワーのある森選手にはなかなか通用しない。『やはり森選手のほうが有利かな?』と思った次の瞬間!!不用意に間合いを詰めに来た森選手に対して加藤選手の渾身の小外
ゆっくり倒れて有効。そこからの動きが早かった。すぐに起き上がろうとする森選手に対して、流れるような動きで寝技に持ち込む、腕を決めながら前転して得意の加藤スペシャル。体格差をものともしない必殺技の炸裂で一本勝ち!!
残念ながら次の試合では、判定で敗れてしまいましたが、この立ち技から寝技のスムーズな以降と、どんな相手にも決めることの出来る必殺技がある寝技柔道は、寝技に力を入れている川口道場としたら非常にお手本としたい勝ち方である。
後、生田秀和選手の試合は、全てが良かった。この日の生田選手の技は非常に切れており3回戦まで合計1分チョットという3試合ともあっという間に勝負をつけていました。
あの棟田選手との一戦も前半から、ガンガン攻め込みポイントを奪ったところまでは良かったのだがその後、棟田選手の支え釣り込み足で見事に宙を舞ってしまい、逆転の一本負け
しかし、見ていてすっきりとする見応えのある試合でした。
他にもたくさん名勝負がありましたが、そんな今年の全日本選手権を制したのは、なんと石井 慧選手でした。
しかし、何かすっきりしない勝負のつき方のような気がしました。
開始直後の大内刈りからの寝技で勝負あったかのように思いましたが、鈴木選手が根性の脱出劇!!
大変おもしろい幕上げでしたが、残念ながらその後石井選手が勝負に徹底しそのまま試合終了。
警告の反則まで行きましたが、有効ポイント一つの差で勝負が決まりました。
この決勝戦の内容には非常に自分自身考えさせられるものがありました。今回の石井選手の試合ぶりを見ていると、石井選手の強さは本物のような気がします。
とくに2回戦での庄司選手との戦いでも、あのトリッキーな動きの庄司選手からキッチリ大外で一本とって来れる技もあり、豊富な練習量からのスタミナ、パワーがあり、寝技も出来る。
そんな本物の強さがありながら、勝負に徹底しリスクの高い攻め、組み手はせず確実に勝つような柔道を行うので何かすっきりしないのかもしれない・・・・・
勝負に徹底する。このことは自分の事を良く知り、自分の全力を尽くして勝ちに行くという事であり、どんだけ力があっても油断せず、勝つことに集中する。
見ているものにしてみれば物足りないかもしれないが、結果を出すために、相当の努力と研究、そして勝つという目的のため全力を尽くすという行為は間違っていないように思える。
足りない頭で考えがまだ良くまとまっていないが、この『魅力ある一本を取る柔道』と『勝負に徹した努力と研究の上にある柔道』が混在する柔道会で少年柔道の指導者である自分達は子供達に何を伝えていくべきなのだろうか?
う~ん、何が言いたいのか良くわからない文章となってしまったが、とにかく今年の全日本選手権は非常におもしろく感動し、考えさせられる大会でした
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