2016年6月15日 (水)

第18回北信越柔道『形』競技大会

平成28年6月12日(日)に石川県立武道館において見出し大会が行われました。

北信越5県の代表たちによる美しくも激しい形の演武により競技が行われました。

結果は次の通りです。

投の形

優勝   取 冨澤 和英  受 巻下 広史(福井県)

準優勝  取 鹿嶋 拓郎  受 三浦  寛 (新潟県)

固の形

優勝   取 大黒 英理  受 上濃 達朗(石川県)

準優勝  取 中平 義仁  受 原  和男 (長野県)

極の形

優勝   取 長谷川 和治  受 雪 孝光(新潟県)

準優勝  取 近村 徳之  受 宮本 征克 (石川県)

柔の形

優勝   取 木下 勝美  受 澤田 美紀(富山県)

準優勝  取 牛山 たまみ  受 原 千香子 (長野県)

講道館護身術

優勝   取 長田 康秀  受 辻野 祐紀(福井県)

準優勝  取 中川 佳親  受 山田 隆司(富山県)

五の形

優勝   取 武井 弘美  受 矢崎 宏明(長野県)

準優勝  取 黒川 康信  受 山本 幸雄 (福井県)

古式の形

優勝   取 今井 普久  受 藤森 佐一(長野県)

という結果でした。

優勝者は、10月23日に講道館で行われる全日本柔道形競技会に北信越地区代表として参加致します。

入賞者のみなさんおめでとうございます。

 

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2016年5月17日 (火)

順道制勝

順道制勝・・・・

 

先日全国大会へ参加した際、せっかく講道館に来たという事もあり、子供達を連れて講道館資料室へ見学へ行ったときに、飾られていた書であります。

 

この書は、嘉納先生が門弟に書き残した書の中の一つで、全国の道場や学校等に掲げてあった嘉納先生の揮毫のなかで一番多く、用いられている書になっているそうです。

 

意味は

 

『勝つにしても道に順って勝ち、負けるにしても道に順って負けなければならぬ。負けても道に順って負ければ、道に背いて勝ったより価値がある』

 

という意味になっております。

 

この書を見たとき、今自分たちが教えている柔道はどうなんだろう?と考えさせられました。

 

勝っても負けても、正々堂々とした柔道で・・・このことは川口道場が、最も意識している部分であり、常に意識をして行ってきたところであります。

 

少年柔道の世界でかれこれ17年ほど、指導に携わってきましたが、その中で、勝ち負けにこだわり、『勝てさえすれば良い、結果がすべてでその勝ち方には手段は選ばない』といったチームを見ることがありました。

 

いや、自分自身もそういうところに熱を入れていた時期もありました。

 

『子供達を勝たせることが出来るのは、自分の指導力があるからだ』

 

強い選手が教え子の中に出てきたとき、そんなに柔道の実力がなかった自分の中に、少なからず、そういった想いがあったのだと思います。

 

そのような想いが見え隠れしていた時期に、ある先生に指導して頂いた言葉があります。

 

それは、

 

『勝ったら子供達のお蔭、負けたら指導者のせい、そういった気持ちをもって指導に当たるように!』

 

この言葉により、自分の柔道指導の在り方が大きく変わりました。

 

また、色々なところのチームと、試合や合同練習をする機会があり、その中で、正々堂々でいてとてもカッコよい柔道を指導しているチームと出会うことが出来ました。

 

それまでは、

 

『体の小さい子には、なるべく組み合わず、組み際や捨て身の技で戦わないと小さい子は勝てない』

 

という考え方がありましたが、そのチームは、小さくても姿勢がよくしっかりと組んだうえで、道着のずらしであったりさばきを指導しているチームでした。

 

小さい子は、試合で負けるシーンもありましたが、決してそのことを咎めることもなく、労い次の課題を与える・・・その指導法にとても感動した覚えがあります。

 

その先生とお話する機会があり、

 

『成長期を迎えていない子に、身体が小さいからと言って小さい柔道を教えて勝っても、のちの弊害となる事がある。だったら、柔道の技術をしっかりと教えて、使えるようにしてあげて、そこからその子が成長と共に色々と選択できるようにしてあげればいいと思っている。だから、勝ち負けをとやかく言うつもりはない。子供には、『出来た!!』っていう喜びを教えてあげれればいいんじゃないかな?』

 

それから、子供達への声掛けが変わってきました。

 

組み合った状態でのかけ引きであったり、さばき方であったり、崩し、作りの方法であったりを研究して、子供達と一緒に考えるようになりました。

 

そのやり取りの中で、いろんな発見があり、その発見を子供達と共に愉しんだりしていました。

 

その練習していることを意識して試合をしている子を見ると、負けた試合でも成長を確認できるようになっていき、子供達もネガティブな考え方が少なくなっていったように思います。

 

そうなると、子供達も挨拶や、礼儀作法がよくなっていくという不思議な相乗効果もありました。

 

そんな17年間の指導の経験から感じることが出来た、不思議な相乗効果・・・

 

講道館にてこの書を見たとき、そしてその意味を知ったとき

 

『嘉納先生は、最初からこのことを目的として柔道を御創りになったのだ』

 

と感じて、改めてその偉大さに気づきました。

 

長年、紆余曲折ありながらも、自分なりに感じるようになってきた正しい柔道をすることが少年柔道では大事であるという事、その柔道でたとえ試合で負けたとしても、その信念をもって課題克服に力を注げば、いずれ結果がついてくるという事。

 

また、そうすることで人間力が養われていくという事。

 

これらの事は実は、柔道の目的そのものであったという事になります。

 

まだまだ、指導者としては未熟者ですが、これからも正しい道を自問自答しながら子供達の指導に当たりたいと思います。

 

余談ですが・・・

 

この講道館資料室を見学しているときにほかにも見学に来ていたチームがありました。

 

一つは、今大会で優勝したチーム。そしてもう一チームは何時も出稽古でお邪魔しているチーム。その先生に、資料館に飾られている展示物の説明をしていただきました。

 

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まるで講道館の職員のようでした。

 

これくらい、詳しく説明できるように自分も勉強していきたいと思います!

 

 

 

 

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2016年5月12日 (木)

全国大会雑感

今年も参加することが出来た全国少年柔道大会!!

まさか今年も参加することが出来るとは思ってもみませんでした。

今年の結果はと言うと、予選リーグで、大分の安心院柔道クラブさんに4-1で敗れ、広島の有朋柔道塾さんに3-1で敗れてしまい、予選敗退という結果でした。

応援してくださった皆さん、期待にお応えできず申し訳ありませんでした。

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ただ、子供達は、両チームとも全国3位の選手を擁する強豪相手でしたが、真っ向から勝負を挑み、副将のショウセイは、2試合とも1本勝ちをおさめるという川口道場らしい柔道が出来ていました。

この試合での経験を大事にしていきたいと思います。

試合の方はこんな感じでしたが、子供達はこの講道館で柔道というものを学び良い経験を積むことが出来ました。

その一つに、大会で優勝したチームの素晴らしい柔道を見たという事が一つあげれます。特に先鋒の小さい男の子の寝技の技術!!

ほれぼれとしてしまいました。

そしてもう一人、中堅の選手!!あの姿勢の良い柔道と、切れ味鋭い技の数々!!特に足払いを見たときには鳥肌が立ちました。

こういう柔道を目指していきたいものですね。

全国大会を経験し、あの雰囲気で試合が出来たという事と、素晴らしい柔道を生で見ることが出来たという事を今後に活かしていきたいです。

このほかにも、講道館へ行って学んだ事がありましたので次の機会にでも綴っていきたいと思います。

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2016年5月10日 (火)

これまでの子供達の活躍

ずいぶんと更新をサボってしまいました。

 

久しぶりの更新では、子供達の活躍を綴ってみようと思います!

 

去年のチームは、キャプテンのケイシを中心に多くの大会で結果を残してくれました。

 

金井杯団体2連覇!!

今尾杯では、女子のリョウカが初優勝し、ケイシとアベック優勝。

10月に行なわれた日整全国大会には、ケイシとタイガが選手として参加!ケイシが兵庫県の選手から一本勝ちをおさめました。
また、形競技にカツキとシュウジが出場と川口道場大活躍の一年でした!

 

そして一番驚いたのは、今年3月に行なわれた全国少年柔道大会福井県予選です。


今回は、優勝は厳しいと思ってましたが、子供達が一致団結して次々と勝ち上がりまさかの優勝‼️

 

子供達のチームワークに本当に驚かされました。

 

そしてこの優勝も嬉しかったのですが、この大会の優勝後、ある先生より、

『優勝を決めた時の保護者の方の対応が素晴らしい。はしゃぎもせず、静かに優勝を噛み締めていた。あの対応からは、柔道精神を感じる事が出来た。』

 

子供達の頑張りに、保護者の方の神対応‼️思わず感動で涙してしまいました。

 

子供達が力以上のモノを発揮した背景には、しっかりと柔道を理解して支えてくれる保護者の方との関係があったのです。

 

この様な感動を与えてくれた子供達と保護者の方には感謝しなければなりませんね❗️

 

まだまだ、色んな出来事がありましたが、長くなってきましたのでこの辺で‼️

 

最後に写真を❣️

 

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久しぶりの更新

皆様ご無沙汰しております。

去年の9月の更新からかなり久しぶりの更新となります。

突然ブログの更新をせずにずっとストップしたままで申し訳ありませんでした。

少し、自分の中で少年柔道との向き合い方に???な部分が出てきて、自分の中でその部分の整理に時間がかかってしまいました。

自分の中で一応の整理がつきましたので、これからボチボチと、雑感や、子供達の活躍をつづっていきたいと思います。

こんなブログですがまた宜しくお願い致します。

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2015年9月 2日 (水)

ケイシの全国挑戦!!

8月30日に行われた全国小学生学年別柔道大会!!

川口道場からは、50kg超級でケイシが2度目の全国大会に出場でした。

去年は、初戦で豪快に一本負け・・・

今年こそは!!という強い思いをもって全国大会へ出場しました。

前日、当日とアップを見ていましたが、どうも動きが悪い・・・

というのも、最近、学校で陸上の練習をしているときに、膝の下に痛みが出てきたようです。

いわゆる、オスグット・シュラッター病というやつですね

幸いまだ軽傷の部類に入りますが、それでも踏み込むたびに顔をゆがめていたので、それなりに痛みがあるようでした。

そんな状況での全国大会。一回戦シードで、初戦の相手は、先月の武道錬成大会の時に見た栃木県代表のA選手。

しっかり鍛えられているイメージのガッチリとしていて均整の取れた体つき、組み手も巧みで、大内の入り方など抜群のセンスを感じます。

1回戦も自分より大きな相手を、タイミングよく大内で投げて抑えての一本勝ち。

間違いなく強敵でした。

試合が始まり、ケイシの出番がやってきました。

ファーストコンタクトは、ケイシが、先に引き手を取りまずまずの組手。釣り手を取れば先に攻めれる場面でしたが、相手にうまく道着をずらされ思うように自分の組手にできません。

逆に、相手の組み際の大内や足技で細かく崩されていきます。徐々に組負けてしまい、大外、払い腰、大内と次々と攻め込まれます。

何とかこらえますが、相手の攻めが激しくなかなか自分の形を取れません。

そうこうしているうちに指導の反則が来てしまいました。

それでも、相手の猛攻は緩みません、ケイシも道着をずらし、足技でタイミングを計りますが、相手の勢いを止めることが出来ません。そんな中で、不十分でも思いっきり技をかけます。

不十分だったので、あえなくつぶされてしまいましたが、このことで少しリラックスできたのでしょうか、少し落ち着いた攻めが出来るようになってきました。足を使って、いつものリズムを取り戻しました。

そしてお互い組み合った次の瞬間、ケイシの足払いの戻りに合わせて飛び込んできた相手の大外とケイシの払い腰が出合い頭で衝突!!ケイシの払い腰の方が良いタイミングで入っていたため見事に相手を投げて一本勝ち!!

見事、全国大会初勝利をおさめることが出来ました。

試合内容では完全に押されていましたが、ワンチャンスをものにした一本勝ちで3回戦に進みました。

次の相手は、優勝候補の一角に名を連ねる、福岡県の選手!!

ケイシが小さく見えるほど立派な体格の持ち主でした。

試合は、序盤からケイシが先に組み、組勝場面もありました。でも、徐々に体格の差を活かした組み際の攻撃により崩されていき最後は組み際の内股で宙を舞ってしまい一本負け・・・

頑張りましたが相手の方が一枚も二枚も上手でした。

結局この階級はケイシに勝った福岡の選手が決勝も一本勝ちをおさめ優勝!!

ケイシにとっては全国トップの相手と試合ができてとても良い経験が出来たと思います。

全国大会に参加して、色々な選手を見ていると、本当に小学生かと目を疑ってしまうくらいうまい選手が大勢いました。しかし、そういう子が必ず勝つかというと、そういうわけでもなく、試合の中でしぶとくあきらめないでワンチャンスをものにしたものが勝ち上がっていったと思います。

昔ある人が言っていました。

『柔道の試合は、強いものが勝のではない。勝った者が強いんだ』

今回の試合を見ていてそのことをつくづく感じました。

こういう場面で勝ち抜くためには、強靭な体と、卓越した技ももちろん大事ですが一番大事なのは折れない心だったように思います。

こういう部分も強化していけるようにこれからの指導を頑張っていきたいと思います。

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2015年8月31日 (月)

第12回全国小学生学年別柔道大会

平成27年8月30日(日)に山梨県の小瀬スポーツ公園武道場において第12回全国小学生学年別柔道大会が行われました。

各県の予選を勝ち上がった、5・6年生男女体重別(軽量級・重量級)の代表者たちによる熱戦が繰り広げられました。

結果は次の通りです。

5年男子45kg
優勝 小幡礼希(宮城県)
2位 小野日向(神奈川県)
3位 竹市裕亮(愛知県)
3位 四元羅生(和歌山県)


5年男子45Kg超級
優勝 遠藤 大城(千葉県)
2位 上田 夏也人(大阪)      
3位 高原 健伸(広島県)
3位 佐藤 晴輝(大分県)

5年女子 40kg
優勝 伊藤 南風(山口県)
2位 清水 夏美(長野県)
3位 姥 琳子(福岡県)
3位 徳田 和華(東京都)

5年女子40kg超級
優勝 吉田 夢菜(福岡県)
2位 斉藤 美優(東京都)
3位 横田 ひかり(大阪府)
3位 渡邉 天海(北海道)

6年男子50kg
優勝 河野 翔太(鹿児島県)
2位 中村 勇哉(山口県)
3位 天野 開斗(神奈川県)
3位 鴛海 和輝(福岡県)

6年男子50Kg超
優勝 甲木 碧(福岡県)
2位 中澤 完太(北海道)
3位 藤井 偉央(山口県)
3位 坂本 慶(広島県)

6年女子45Kg
優勝 小幡 心里(宮城県)
2位 浮田 笑子(兵庫県)
3位 杉山 月琉(静岡県)
3位 高木 水月(大分県)

6年女子45Kg超級
優勝 菊地 明菜(東京都)
2位 大高 ひかり(茨城県)
3位 澤崎 凛(静岡県)
3位 山本 彩樺(兵庫県)

という結果でした。

川口道場から出場したケイシは、1回戦シード、2回戦で栃木県代表の阿久津君から払い腰一本勝ち、3回戦では今回優勝した甲木君に内股で投げられ一本負け、ベスト16でした。

他の選手も同じ坂井地区の服部さん(坂井町柔道教室)や、いつもお世話になっている柔整会の大村さんがベスト16でした。

入賞者のみなさんおめでとうございます。

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2015年8月14日 (金)

厳しさがかえてくれるもの

長野合宿2日目。

長野の朝はいつも早い・・・・

なぜなら、外で飼っているニワトリが朝4:00頃から鳴いているからだ

もう少し寝ていたいのだが、毎年この元気な

『コケコッコー🐓』

に起こされてしまう。

眠気眼をこすりながら、今日の準備を行います。

子供達は、前日の練習疲れからか熟睡中。よくこんなうるさい中、寝ていられるものだと感心させられます。

朝5:30、起床時間になったので子供達を起こしみんなで今日の準備。布団をかたずけ朝食の食卓の準備が出来たらみんなで朝の散歩へ出かけます。

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長野の大自然の中、気持ちの良いグリーンシャワーを浴びながら、おいしい空気を目いっぱい体に取り入れます。

昔は、この山道を早朝トレーニングで走ったものです。先輩たちがこの散歩の話を聞くと、みんな『そんな馬鹿な!!』と言います。

そんな先輩たちが怒ってしまいそうな、気持ちの良い散歩を済ませ、おいしい朝食をいただきます。

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みんな、疲れはあるものの、特に体調不良な子はおらず、元気に2日目を迎えました。

本日の練習は、なんと長野県の強化練習会と合流し500人を超えるくらいの大人数での練習となりました。

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長野県のトップ選手達と練習できるとても充実した合同練習となりました。

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高学年の子達は、いろんなタイプの柔道に触れることが出来、大変中身の濃い練習ができました。

それも大変ありがたかったのですが、それよりも低学年の子達に、この練習で、ちょっとずつでしたが変化が出てきました。

1日目の練習もよかったのですが、でも、この練習は自分が付きっきりで叱咤激励したためにできた『作られた努力』だったと思います。

でも、2日目は、何人かの子が、自ら相手を捕まえ自分を高めるためにしっかり練習することが出来るようになっていました。

そこで、2日目の練習はあえて低学年の子達から距離を置き、遠くから見守ることにしました。

すると、見られていないのに昨日に負けないくらいの良い練習が出来ていました。

決して、強いわけでもありませんが、投げられても投げられても何度も立ち向かっていき色々な技術を試したりと、高学年のような練習が出来ていました。

練習の合間に低学年の子達を集め、ちょっとした技術的なアドバイス・・・

すると、子供達の目が違いました。

まるで、睨み付けるかのような鋭いまなざし。話をしているこちらが少し物怖じしてしまいそうな、そんな真剣なまなざし・・・

今まで、どこか甘えているそぶりを見せていた子たちがこの二日間で大きく変化してきました。

環境が変わり、自分のことは自分でしなくてはいけないという生活により責任感が生まれてきたのでしょうか?

子供と言えど、意識が変われば、行動が変わっていくのだという事を感じさせられました。

また、子供達がそのように変われたのも、長野県の選手達の練習態度や、保護者の方の協力によって作られたあの練習環境と雰囲気が大きかったと思います。

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昼食の時などは、保護者の方の協力で、おいしい昼食をいただくことができました。

合宿所では、自分ですべて準備しなくてはいけなかったので、このように手厚くもてなしていただけると子供達も、協力して頂ける”ありがたみ”がわかってくれたのだと思います。

今回の合宿の目的の一つ『感謝の心』が、伝わってくれたものと思います。

今年も、大変有意義な練習となりました。

ただ、練習の内容は今までで一番ハードだったのではないでしょうか?乱取りは2日間で100本ぐらい行い。そのあとに仕上げのサーキットトレーニング!!

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最後のトレーニングでは、皆奇声を上げながらなんとかやり抜いておりました。

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長野のカリスマ先生が、子供達を激励してくれております!!

こうして2日間の長野合宿終了!

長野県まで来て合宿をしただけあってとても大きな収穫があったと思います。

過去最大の練習量、練習人数、練習内容であった今合宿。それだけあって子供達は一回りも二回りも成長したように思います。

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去年合宿に参加し、何もできなかった子も、今年の合宿ではしっかり自分の準備が出来るだけでなく、後輩の手伝いもできるようになっていました。

Dsc00484こういう成長を続けていき、『他人の役に立てる人材』となっていってもらいたいものですね。

最後になりましたが、今回、合同練習を企画運営してくださった旭日道場のI先生をはじめ関係者の皆様、練習をしてくださいました長野県の選手の皆様ありがとうございました。

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2015年8月12日 (水)

楽しい地獄の夏合宿

平成27年8月8日・9日と毎年恒例の長野合宿へ行ってまいりました。

 

この長野合宿は、長野県でいつもお世話になっている旭日柔道場さんが主催の合同練習会でこの練習会に毎年川口道場は、泊りがけで参加させて頂いております。

 

その規模は年々大きくなっていっており、今年で7年目となるこの練習会は、ついに長野県の強化練習会と合併してしまうほど大きな練習会となってきました。

 

そんな素晴らしい練習会!!

 

しかし、毎年この練習会の練習量は、ハンパない練習量となっております。

 

毎年、誰かは必ず練習のハードさに涙を流してしまうというそんな地獄のような練習。しかも、それだけではなく、今回の合宿では、子供達がすべて自分たちで準備をしなくてはいけません。食事の配膳や、道着の準備、布団の片づけなど誰も手伝ってくれません。

 

『自分のことは自分でできるように、できるようになったら誰かを助けてあげれるように!!』

 

このことがもう一つの目標となっている、大変意味のある、そして子供達にとっては地獄のような合宿となっております。

 

朝6:00に集合し長野に向け出発!

 

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バスの中では、遠足気分。

 

途中、川口先生からアイスのプレゼントをいただき、ノリノリの子供達!!

 

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これから地獄のような練習が待っているというのに・・・・

 

長野県に無事到着し、今回お世話になる旭日道場さんにご挨拶を済ませ、まずは宿泊所へ行き昼食をとります。

 

 

昼食を終えて、準備を済ませたら練習場へ向かいます。

 

会場に到着するともうすでにたくさんの子供達が道場に集まっていました。200人くらいの小中学生が集まり早速練習が開始されます。

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川口道場の高学年の子達は、何度も合宿に参加しているため、しっかりと練習をすることが出来ていました。

 

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しかし、低学年の子達は、まだ自分で自分を高める練習が出来ていませんでした。

 

が、それを今回の合宿で改善するというのが一つ自分の中の目標でありました。

 

なので、低学年を中心に練習をみて、子供達に叱咤激励。

 

練習前に低学年を集めて今回の合宿の目的を伝えていたので、難しいようなことも厳しく子供達に指摘していきました。

 

すると、いつもふざけている子達が、だんだん真剣なまなざしになっていき、そしてとても良い練習ができるようになってきました。

 

合同練習という環境の変化と、長野県の子供達の真剣な練習態度に刺激されたのでしょう。

 

練習の後半では、自分も子供達を注意するというより褒めることの方が多くなっていき、だんだんポジティブな言葉が多くなっていきました。

 

そうなってくると子供達もやる気満々!!顔を真っ赤にし汗だくになって練習に取り組んでおりました。

 

こうして、まずまずの手ごたえを感じながら一日目の練習終了。

 

初日からかなりハードな練習でしたが、なんとかやりきることが出来ました。

 

ここからはお楽しみタイム、みんなで温泉に入りに行き一日の疲れを癒します。

 

お風呂の後は宿泊所にて夕食の準備!!

 

今回は中学生の子も連れて行っていたので準備が非常にはかどります。

今回も、大変おいしいハンバーグがメインの夕食です。豆腐が入ったふわふわのハンバーグにみんな大喜び!!

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みんな取り合うように夕食を楽しんでおりました。

この宿泊所は標高が高いところにあるためたいへん涼しくクーラーがなくても全然平気です。むしろ窓が開いていると肌寒いぐらいです。

この過し易い環境を満喫しながら合宿一日目が終了したのでした。

続く

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2015年8月10日 (月)

第47回全日本少年少女武道錬成大会(柔道)




平成27年8月2日(日)に東京・日本武道館において見出し大会が行われました。

 

川口道場もこの大会に参加してきました!!

 

川口道場が初めてこの大会に参加してから10年目。

 

10回目の参加となる節目の大会となりましたが、この大会で子供達は自分たちが思っている以上の力を発揮してくれました。

 

前日の土曜日、夜8時にバスへ乗り込み車中泊にて東京へ向かいます。

 

本来ならば前泊して参加するという方が体への負担は軽いとは思いますが、金銭的な負担を軽くするために毎年、この車中泊での参加!

 

子供達のコンディションとしては決して良いものはないと思いますが、どうしてもこの日本武道館の畳の上に立たせてあげたいという想いがあり、この強行スケジュールで毎年参加していました。

 

今年は、朝3:30頃に日本武道館に到着。日本武道館前に並び開館を待ちます。

 

 

当然、子供たちは、眠たい顔をしています。 そんな中、 高学年の子達は、快進撃を見せてくれました!!

 

初戦を、千葉県の習志野柔道クラブさんに4-0で勝利。

 

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続く二回戦で、、埼玉県の江南柔道愛好会さんに5-0で勝利。

 

Dsc_0735三回戦、千葉県の野田柔道会少年部さんと対戦。この試合で先鋒のシュウジが、公式戦でたぶん初めてと思われる体落での見事な一本勝ちを納め、この技で一気にチームの雰囲気が良くなり4-0で勝利。まさに快進撃で、準々決勝へ進んできました。

 

準々決勝で千葉県の植村塾さんと対戦。

 

このチームとは去年の醍醐杯の時に対戦。 そのときも準々決勝にて悔しい敗戦を味わっておりました。
しかし、今回は、みんなとても動きが良く、とても集中したとても良い雰囲気で試合に挑むことが出来ました。
先鋒のシュウジが危なげなく引き分け、次鋒のタイガが残り1秒で払腰一本勝ちを納め勢いに乗ります。中堅戦カツキも、組み手の厳しい相手からもつれたところを、足技で有効を奪い寝技で一本勝。ケイシも一本をとってに3-1で勝利。しかし、この試合の副将のリョウカが、相手に巻き込まれた際、手を怪我してしまいました。

 

準決勝では、大阪のニュージャパン柔道クラブさんとの戦い。 先鋒のシュウジは今回どの試合も動きが良く相手を追い込みますが引き分け、続くタイガですが、相手に組負けたところに大内を入られて抑え込まれ一本負け。中堅カツキも大外の打ち合いの緊張感のある試合でしたがお互いに投げ切れず引き分け、勝負は副将にかかってきました。リョウカは手の痛みのせいか後ろに下がりながらの試合展開・・・・
組み合って組み際にリョウカの小外で相手をグラつかせます。ところが、もう一度小外に行ったところを逆に内股で投げられてしまい有効を奪われて抑え込まれて負けてしまいました。ケイシは、小外刈りを見事に決めて勝利するも2-1の接戦で惜しくも敗れてしまいました。

 

子供達は、非常に悔しがっておりましたが、いつも以上の力を発揮して勝ち上がった子供達にチーム力の大切さとこの試合で感じたことを大事にこれからも頑張ってもらいたいですね。

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高学年のブロック3位である敢闘賞の快進撃は自分たちは全く予想していませんでした。この大会に参加していつも思うのですが、試合をしながら子供達が力をつけている・・・そんなイメージがあります。

しかし、低学年の子達には今回、そのような経験をさせてあげれませんでした。

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初めての、この大きな舞台に力を発揮できないまま敗れてしまいました。しかし、この試合で、キャプテンを務めたコウタロウは、いつもよりしっかりとそして力強い柔道を見せてくれました。そして何より、チームが敗れた後であってもしっかりと綺麗な礼を行い、畳を後にしていました。

低学年の部での試合で勝たせてあげれなかったのは、自分たちの力が足りなかったからだと思います。でも、負けた試合であっても感謝の気持ちを表す礼法をしっかり行うことが出来ていたという事は、自分の中でとても大きな喜びでもありました。

日本武道館という壮大な雰囲気が子供達を大きく成長させてくれたのでしょうか?

今回も、この大会に参加することが出来て本当に良かったと心から思うことが出来ました。

この経験を更なる飛躍に繋げていけるよう指導者一同頑張っていきたいと思います。

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